O トゥー族(土家族)
 トゥー族は、モンゴル族を中心に、ほかの遊牧民諸集団と融合して形成された民族と言われています。チンギス・ハーンの武将ゲレルトの率いるモンゴル軍が現地の人と通婚し、トゥー族の祖先になったという。
 トゥー族の結婚式の進行はモンゴル族と相似する点が多い、例えば、花嫁の実家へ花嫁を迎えに行った人々は、花嫁実家の人々によって入室を儀礼的に「拒否」される演出がある。また、トゥー族は「花児」という恋愛を主題とした民族芸能の持ち主として知られている。
居住地域 青海省互助土族自冶県、民和回族土族自冶県、大通回族土族自冶県
人口 約19万2千人 (90)
言語 モンゴル語系のトゥー語



P ホジェン族
 ホジェン族は伝統的には漁労を生業の基礎にしてきた少数民族です。川から得られるチョウザメ、サケ、ナマズなどを食糧にするばかりでなく、これらの魚皮を衣服や靴に仕立ててるなど素材として巧みに活用し、「魚皮文化」という特徴ある工芸技術を展開した。

 また、くまに対する信仰も重視され、ことに小熊を一定期間飼育し、その霊を山の神のもとに返すのクマ送り儀礼を、かつては行った。

居住地域 中国東北部の松花江下流、烏蘇里江下流
人口 約4250人 (90)
言語 アルタイ語族満州・ツングース語派に属し


Q ハニ族(哈尼族)
 
 中国やタイ、ベトナム、ラオス、ミャンマーなどの国で生活するハニ族は、稲作を主な生業として、赤米が主食です。納豆も食べるが、酢や醤油の醸造文化はない。

 子供が三歳、五歳、七歳になると、日本の七五三と似たような儀礼を行う。また、ハニ族は「正月無し」の民族である、春、夏、秋に行われる「ガマツ」、「クザザ」、「ガタンパ」は最も盛大な祭りである。

居住地域 中国の雲南、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー
人口 1254800人 (90年)
言語 チベット・ビルマ語派




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