中国の広東省にある都市「東莞」と、その名物スポット「東莞鸚鵡楽園」は、近年じわじわと人気を集めてきたトラベルスポットです。カラフルでかわいい鸚鵡たちと触れ合えるレジャー施設として、ファミリーにもカップルにも、アニマルラバーにもおすすめ!都会の喧騒を離れて、思いっきり癒やされる時間を過ごしたい方は、ぜひ「東莞鸚鵡楽園」に遊びに行ってみてください。この記事では、東莞という街の基礎から、鸚鵡楽園の楽しみ方、周辺観光、旅行の準備に役立つヒントまで、まるごと分かりやすくご紹介します。
1. 東莞ってどんな街?
東莞の基本情報
東莞(Dongguan)は、中国南部の広東省に位置している都市です。人口約1,000万人を抱える大都市で、近年は国際的な経済都市としての成長が著しいエリアです。中国有数の工業都市としても知られ、ハイテク産業が盛んな一方、昔ながらの中国文化や自然も満喫できる場所がたくさんあります。
東莞の魅力は、都会的な便利さと豊かな自然がバランス良く共存している点です。美しい公園、市街地の川、歴史的寺院、ローカルフードまで、幅広い楽しみ方ができるのがポイントです。日本では「広州」や「深圳」といった近隣の大都市ほど知名度はまだ高くありませんが、じつは旅行者にも暮らしやすいフレンドリーな街なんです。
また、中国特有の「飲茶」や各地のストリートフードも楽しめ、週末には市民や子供たちが公園で遊ぶのどかな光景も見かけられます。経済だけでなく、人の温かさや文化も充実していて、じっくり滞在する価値のある都市です。
東莞のアクセス方法
日本から東莞へのアクセスは意外にシンプルです。東莞には独自の空港はありませんが、近隣に中国有数の大都市「広州白雲国際空港」と「深圳宝安国際空港」があります。日本各地(東京・大阪・名古屋など)から広州・深圳間の直行便が頻繁に運航していますので、フライト時間は約4~5時間程度です。
空港から東莞市内までは高速鉄道や長距離バス、タクシーで簡単にアクセスできます。広州からなら高速鉄道(広深線)でわずか20~30分、深圳からもほぼ同じくらいです。市内までのチケット料金もリーズナブルで、日本人観光客にもわかりやすい案内が増えています。
高速鉄道の駅やバスのターミナルには英語表記もあり、慣れていない旅行者でも安心です。また、大都市圏なので主要ホテルや観光ポイントへの移動も便利。中国のICカード(交通系)を利用すれば市バスや地下鉄にも乗れて、移動のストレスが少ないのも魅力です。
東莞の観光シーン
工業都市のイメージが強いかもしれませんが、東莞は観光資源も実はとても豊富。伝統的な古刹「可園」や、広大な「松山湖」エリア、近代的なショッピングモールなど、街歩きが存分に楽しめます。地元の市場でB級グルメを味わうのも、ちょっと贅沢なレストランで広東料理を堪能するのもおすすめです。
公園や湖、ショッピングモール、アートギャラリーといった娯楽の場が多く、夜になれば街はネオンで明るくなります。伝統と現代が共存しているので、歩いているだけで新しい発見がありますよ。観光地でありがちな“見どころが少ない”といった心配はありません。
また、市には「東莞鸚鵡楽園」や「虎門大橋」「南社古村落」など、ファミリーやカップルで記念に残るアクティビティもいっぱい。経済都市ならではの活気と、思いがけないくつろぎスポットを両方体験できるのが、東莞観光の醍醐味です。
2. 東莞鸚鵡楽園への行き方と基本情報
施設の場所と交通アクセス
東莞鸚鵡楽園(ドンガン・オウムパーク)は、東莞市の長安鎮に位置しています。長安鎮は市の南西部、深圳にも近いエリアです。観光客にとって行きやすい立地でありながら、自然に囲まれた広々とした敷地を有していますので、都会の喧騒から離れてゆったり時間を過ごせるのが人気の理由です。
交通アクセスも良好で、東莞市内中心部からはタクシーや配車アプリの利用が便利です。また公共バスも多数運行しており、「鸚鵡楽園」行きの路線が発着しています。もし広州や深圳からアクセスする場合は、高速鉄道で東莞駅まで移動し、その後市バスやタクシーに乗り換えて約30~40分で到着できます。
自家用車やレンタカーでのアクセスもスムーズ。現地には専用の駐車場(有料・無料)が整備されているので、ドライブ観光にも最適です。交通渋滞が発生する時間帯を避ければ、とても快適にたどり着けますよ。
開園時間・チケット情報
東莞鸚鵡楽園の通常開園時間は、朝9時頃から夕方18時頃まで(※季節によって前後あり)です。週末や夏休みなどの繁忙期には若干時間が拡大されたり、特別イベント期間中は夜間営業を実施することもあります。訪問前に公式ウェブサイトやSNSで最新情報をチェックしておきましょう。
チケット料金は大人、子供、シニアで分かれており、平日と週末・祝日で価格が異なることもあります。目安として、大人は約100~150元、子供や高齢者は割引料金で入園可能です。ファミリー向けのセット券や、現地で使えるクーポン券が販売されていることもありますので、事前予約サイトや旅行代理店の情報を活用するとおトクです。
当日券のほか、オンライン事前購入も推奨されています。中国最大手の旅行予約アプリ「携程(Ctrip)」「馬蜂窩(Mafengwo)」等も利用できるので、現地滞在前にスマホでサクッと手配すると混雑日の長蛇の列を避けられて便利です。
園内マップと主なエリア案内
東莞鸚鵡楽園は、約20万平方メートル以上の広大な敷地に様々なテーマエリアが配置されています。園内マップは入口で無料配布されていますので、まず受け取って全体像を確認しましょう。鳥エリア、観賞用ガーデン、遊び場、レストエリアなどがゾーンごとに分かれているため、どなたでも効率よく巡ることができます。
主な見どころは「鸚鵡の森」「体験型バードショーエリア」「インタラクティブフィーディングゾーン」「種別展示館」などで、他には広々とした休憩スペースやカフェ、ギフトショップも併設されています。お子様向けのプレイグラウンドや安全策もバッチリ。園内には多言語表示(中国語・英語)に加え、日本語ガイドブックも用意されていて、外国人旅行者にも安心です。
また、バリアフリールートも設定されているため、ベビーカーや車いす利用の方でも移動のストレスはほとんどありません。園内は歩きやすい道が整備されていて、疲れたらベンチや東屋で休憩したり、ドリンクスタンドで小休止もできます。
3. 見どころ
世界中の色とりどりの鸚鵡たち
東莞鸚鵡楽園のいちばんの目玉といえば、世界各地から集められたカラフルな鸚鵡たち!園内には100種類以上、数千羽以上の鸚鵡が自由に暮らしており、その色鮮やかさに圧倒されること間違いなしです。赤・青・緑・黄のグラデーション、美しい羽模様、大きさや体型もさまざまで、写真好きにはたまらないシャッターチャンスがたくさんあります。
とくに人気があるのは、「スカーレットマコウ」「ヒメコンゴウインコ」「ヨウム」「ルリコンゴウインコ」などの大型インコや、「ラブバード」「セキセイインコ」「オカメインコ」など小型でかわいい種類。彼らはアジア、アフリカ、中南米、オセアニアなど、さまざまな地域に生息している鳥たちです。園内の解説パネルは中国語&英語で、日本語の図鑑も貸し出されているので、家族みんなで「この子はどこの国から来たのかな?」と話しながら探していくのが楽しいですよ。
これほど多くの種類の鸚鵡を間近で観察できる場所は中国国内でも非常に珍しく、世界的にもトップレベル。羽の色だけでなく、性格やさえずり、一羽一羽の表情の違いをじっくり観察してみてください。どの子も元気で人なつこいので、小さなお子様でも怖がらずに楽しめます。
体験型ショーと餌やり体験
鸚鵡たちの知恵とかわいらしさをたっぷり堪能できるのが、毎日開催される「バードショー」。トレーナーと鸚鵡たちによる華麗なパフォーマンスは、まさに鳥たちのアクロバットサーカス!輪くぐりや自転車漕ぎ、おしゃべり芸、簡単な計算まで、会場はお客さんの歓声でいっぱいになります。
ショーは内容が毎回少しずつ違い、シーズンごとに企画が変わるのも常連さんに人気の秘密。中国語中心ですが、身振り手振りで楽しめるので言葉の壁は心配無用です。キッズ向けに前列優先席も用意されていることが多いので、ぜひ早めに座席を確保しましょう。
また、園内各所には「餌やり体験コーナー」が点在。スタッフのサポートのもと、専用の餌を小さなカップでもらって鸚鵡に直接あげることができます。肩や腕に乗せてくれる人なつこい鳥たちと触れ合えるチャンスで、記念写真や動画を撮れば、最高の思い出になりますよ。
テーマごとのガーデンエリア
東莞鸚鵡楽園のユニークさは、ただ鳥を見るだけでなく、「テーマ性あふれるガーデンエリア」が充実していることにあります。熱帯雨林をイメージした大温室では、水辺と植栽が一体となった空間の中で鳥たちが元気に飛び回っています。リアルな自然を再現しているので、まるでアマゾンや東南アジアのジャングルを探検している気分です。
他にも、「パラダイスフラワーガーデン」や「竹林エリア」「サボテンガーデン」など、各地の気候に似せた植栽が楽しめるのがポイント。植物と鳥のコラボはフォトスポットとしてもバッチリですし、木のトンネルや小さな池、ブリッジなど散歩道も工夫されています。
園内のガーデンは季節ごとにイベントやテーマを変えており、春はお花見、夏はグリーンカーニバル、秋はハロウィンテイストなど、一年中どこかに新しい彩りが生まれます。鳥好きはもちろん、ガーデニングが趣味の人や癒やしを求める人にもぴったりですよ。
4. 園内のおすすめアクティビティ
写真スポットとフォトジェニックポイント
東莞鸚鵡楽園はフォトジェニックな場所が満載!入り口の大きなカラフルゲートや、「オウムと一緒に記念撮影」ができる専用ブース、さらにはガーデンや水辺、小高い展望台など、どこを背景にしてもインスタ映え間違いなしです。
ポイントのひとつが「鳥の架け橋」。ここでは数十羽の鸚鵡が頭上や手すりに集まり、人の肩や手にも平然と乗ってくれます。動物園ではなかなかできない距離感で、スマホやカメラでベストショットを狙いましょう。スタッフも写真撮影のお手伝いに慣れているので、シャッターチャンスを逃す心配もありません。
ガーデンエリアの季節ごとの装飾やイベント時のデコレーションも見逃せません。特に春の花畑や夏のグリーンアーチは大人気で、カップルや女性グループの来場者が思い思いにスナップを楽しんでいます。ちなみに、一部エリアではプロカメラマンによる撮影サービス(有料)も利用できます。
ファミリー向け体験コーナー
小さなお子様からファミリー連れまで、みんなで一緒に楽しめるアクティビティが用意されています。園の中には「子供向けワークショップ」や「ミニ動物園」(ウサギ、カモ、ミニヤギなどもいる!)といった、お子様の冒険心をくすぐる体験スポットも豊富です。
週末には「鳥の羽を使ったアート体験」や「卵の孵化観察」といった教育プログラムが開催され、家族みんなで参加しながら動物や自然について学べるのがポイント。中国語を話せなくても、スタッフが丁寧にジェスチャーやイラストで案内してくれるので安心です。
ピクニックエリアや屋外ベンチ、子供用遊具もあって、一日かけてじっくり過ごすのにぴったり。園内は衛生的に管理されているので、小さい子供連れのファミリーにも安心感が高いです。
カフェやお土産ショップの楽しみ方
東莞鸚鵡楽園でちょっと一息つきたいときは、園内のカフェがおすすめ!鳥型のラテアートが可愛いカフェラテや、南国フルーツいっぱいのパフェ、その土地ならではの軽食がラインナップされています。明るい木造の店内や、外を眺めるテラス席で、のんびり休憩タイムを満喫してください。
お土産ショップでは、オリジナルの鸚鵡グッズが大充実。ぬいぐるみ、マグカップ、Tシャツ、文房具、ポストカードなど、子供向けから大人にも嬉しい雑貨まで幅広くそろっています。ここでしか手に入らない限定グッズも豊富に展開されているので、お土産探しもワクワクです。
また、実際に園内で飼われている鸚鵡たちの写真集や書籍、プロカメラマン撮影のフォトフレームなどもあり、旅の記念や家族へのおみやげにぴったり。日本へのお持ち帰りに便利な小物やパッケージ商品もラインナップされています。
5. 東莞のお楽しみと周辺観光
周辺の観光スポット紹介
東莞鸚鵡楽園の周辺には、他にも訪れる価値のある観光地がいっぱいあります。そのひとつが「松山湖」エリア。広い湖と公園が広がっており、ボート遊びやサイクリング、散歩が楽しめる自然スポット。市民の憩いの場としても有名で、花や緑に囲まれながらリラックスできます。
もうひとつのおすすめは「可園」という中国伝統庭園です。明清時代の趣をそのまま残した美しい建造物、石庭や池、花木が織りなす空間は、まるで映画のワンシーンに入り込んだよう。園内は静かで落ち着いた雰囲気なので、動物とたっぷり遊んだ後の“癒やしの時間”にぴったりです。
歴史好きの方には「南社古村落」も外せません。ここは伝統家屋や古い石橋が残る村で、中国の移り変わる街並みと歴史を同時に感じられるスポットです。写真や絵画を趣味とする方にも人気が高く、小さな美術館や作家のアトリエ巡りも楽しめますよ。
ローカルグルメ情報
東莞を訪れるなら、ぜひグルメも堪能しましょう!広東省ならではの「飲茶」は本場の味。点心(ギョーザや肉まんなど)が並ぶ朝食の店や、「腸粉」(米粉のクレープ巻き)、「牛雑煮込み」、「糖水」(デザートスープ)など、種類豊富なB級グルメが楽しめます。
また、海の幸を使った「海鮮料理」も近年人気で、新鮮なエビやカニ、魚料理がリーズナブルにいただけます。食堂やレストランのほか、ローカル食堂や屋台街では地元ならではの味に出会えること間違いなしです。日本人の舌にも合うマイルドな味付けが多いので、チャレンジしやすいのも◎。
デザート好きなら、「東莞ナシ」やカスタードを使ったスイーツ、さっぱり系の「杏仁豆腐」などもおすすめです。飲み物なら現地産のフルーツジュースや、涼しげな中国茶をどうぞ。街中にはおしゃれなカフェやベーカリーも増えているので、食べ歩きも楽しいですよ。
東莞でのおすすめ宿泊エリア
旅行で東莞に滞在するなら、観光&交通の利便性を重視するのがポイント。おすすめ宿泊エリアは「東莞市中心部」と「長安鎮エリア」です。市内には国際的なホテルブランドのほか、コストパフォーマンス抜群の中級ホテル、デザイン重視のブティックホテルまで多彩。
市中心部に泊まれば、ショッピングやグルメ、主要交通機関へのアクセスが抜群です。食べ歩きや夜市巡りにも便利ですし、多言語対応スタッフが多いのも安心材料。出張にも観光にもバランスよく利用できます。
鸚鵡楽園へのアクセスを一番に考えるなら「長安鎮エリア」も狙い目です。園までの移動がスムーズで、周辺環境ものどか。徒歩やタクシーですぐに行けるローカルな宿もあります。旅行スタイルや予算にあわせてセレクトしてください。
6. 訪問前に知っておきたいポイント
園内での注意事項
東莞鸚鵡楽園はファミリーも多く訪れるため、誰もが快適に楽しめるようにさまざまなルールがあります。まず第一に、生き物たちへの優しさを忘れずに!大きな声や急な動作は鳥たちを驚かせてしまうので控えましょう。餌やり体験やふれあいのときは、スタッフの指示を守って安全第一で楽しんでください。
園内は全面禁煙。ごみは分別して決められた場所に捨てることが求められています。動物と人間の共存を大切にする施設なので、マナーにはご協力ください。持込禁止物(動物、アルコール類、火気など)にもご注意を。
また、ペットの持ち込みや、園内の動物を持ち出すことはNG。小さな子供連れの方は、迷子にならないよう子供から目を離さないようにしましょう。写真や動画撮影はOKですが、フラッシュ撮影は禁止されているエリアもありますので、現地の表示に従いましょう。
混雑を避けるコツ
東莞鸚鵡楽園は週末や中国の連休時(特に春節・国慶節)は非常に混雑します。ピーク時を避けるなら、平日の午前、また夏休みや大型連休を外した時期の訪問がおすすめ。特に開園直後の時間帯はガラ空きで、人気ショーもゆっくり観覧できます。
事前オンライン予約は必須。現地販売分のチケットは数に限りがあり、繁忙期には早い時点で売り切れることも。人気アトラクション(バードショーなど)は開始時間よりも前に席に座って待つのがベターです。また、園内の回り方をあらかじめ計画しておくと、主要ゾーンをスムーズに巡れます。
昼前後になると家族連れや団体が増えてきます。早めのランチやピクニックタイムを予定しておくと、カフェの混雑も避けられます。水分補給や日よけグッズを持参し、快適な散策を楽しみましょう。
ベストシーズン・イベント情報
東莞は亜熱帯気候で年間を通じて温暖ですが、特に春(3~5月)と秋(10~11月)がベストシーズン!気候がよく、花咲くガーデンやアクティブな鳥たちを満喫できます。夏は蒸し暑いですが、園内には日陰や涼しい休憩スペースも多く、水分補給を心がければ十分楽しめます。
年間を通してさまざまなイベントが企画されています。例えば「インコカーニバル」「親子体験デー」「お花見フェア」「クリスマスイルミネーション」など、四季折々で違う楽しみ方ができます。訪問前は公式サイトやSNSで最新情報をチェックして、特別なイベントに合わせるのも素敵です。
冬場(12~2月)は鳥たちも活発で、晴天率が高め。比較的人が少なく写真撮影もしやすい時期なので、ゆったり過ごしたい人には狙い目です。どの季節でも事前の天気予報や公式イベントスケジュールを確認して、万全の準備でおでかけください。
まとめ
東莞鸚鵡楽園は、鳥好きはもちろん、自然や動物と触れ合いたい全ての人におすすめの癒やしパラダイス!東莞という便利な都市との組み合わせで、気軽に何度でも行きたくなる場所です。園内での過ごし方や周辺グルメも充実していて、一日中たっぷり楽しめること間違いなし。家族旅行にも友達同士にも最適な思い出スポットを、ぜひ次の中国旅行の候補にしてみてくださいね!
