長春動植物園で楽しむ、自然と動物の世界
長春という中国の都市を聞いたことがありますか？中国東北部の吉林省に位置し、日本からのアクセスも特別難しくないこの都市には、自然と動物、そして人とが触れ合える素敵なスポット「長春動植物園」があります。きらきらした緑に包まれて、様々な生き物とふれあう体験は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。このガイドでは、長春という街の基本から、動植物園の見どころや過ごし方まで、たっぷりご紹介します。
1. 長春ってどんな街？
長春の基本情報
長春（ちょうしゅん）は、中国の吉林省の省都で、人口はおよそ九百万人ほどの大都市です。緑豊かな街並みや文化芸術にも力を入れており、東北地方の中でも特に近代化が進んだ都市の一つです。北京や上海、広州のような大都市ほどのギラギラした印象はありませんが、その分、のんびりとした空気感と親しみやすい雰囲気があります。
冬はとても寒いことで有名ですが、夏は避暑地としても過ごしやすいのが特徴です。大きな公園や緑地が多いので、都会でありながら自然とも身近に暮らせる理想的な環境が整っています。市内には清代や満州国時代の歴史的建造物も多く、散策をしているだけでも歴史ロマンを感じられます。
また、長春には自動車産業をはじめとした工業が盛んで、日系企業も多く進出しています。映画の街としても有名で、中国最初の映画撮影所の一つ「長春映画製作所」もこの街にあります。
都市としての歴史と発展
長春の歴史は実はそれほど古くありません。20世紀初頭に鉄道が敷かれたことで、都市としての発展が一気に加速しました。特に満州国時代には、新たな政治・経済の中心都市として発展し、日本とも深い関係がありました。
清朝末期の時代までは小さな村でしたが、日本の満鉄による鉄道路線の建設がきっかけとなって、多くの人や物流が集まるようになりました。昭和初期には満州国の首都「新京」として計画都市が築かれ、現在も碁盤の目のような街区が残っています。
戦後は中国東北部の経済的な拠点として成長し、自動車産業を中心に基盤を固めてきました。近年は交通インフラの整備や観光資源の開発も進み、外からの観光客やビジネスマンにもやさしい街に変貌しています。
交通とアクセス方法
日本から長春へのアクセスは、空路を利用するのが最も便利です。東京・成田空港や大阪・関西空港などから、北京や上海を経由して長春龍嘉国際空港（長春龍嘉国際空港）へアクセスできます。乗り継ぎを含めておよそ7〜8時間程度と、意外と遠くないのが嬉しいポイントです。
空港から市内までは、タクシーやエアポートバス、鉄道が利用できます。空港連絡鉄道は市内中心部へ40分ほどで到着し、運賃もリーズナブルです。市内は地下鉄や市バス網が発達していて、市民や観光客にとってとても利用しやすい環境になっています。
また、北京やハルビンなど中国国内の主要都市からも高速鉄道でアクセスできます。特に中国の新幹線CRHは快適で、日本とはまた違った鉄道旅が楽しめます。市内交通はICカード（如e通卡）が使えて、バスや地下鉄の乗り換えもスムーズなので、初めて訪れる人にも安心です。
2. 長春動植物園とは？
園の成り立ちと歴史
長春動植物園は、1955年に開園した歴史ある動植物園です。当初は動物の保護と教育目的で造られましたが、年々規模を拡大し、今では動物・植物の両方が楽しめる総合レジャー施設となっています。開園から現在に至るまで、安全で快適な空間づくりに力を注いでいます。
もともとこのエリアには広大な自然林があり、その自然を活かすかたちで動物エリア、植物エリアが作られました。時代の流れとともに展示方法や施設が改良され、動物福祉の考え方も取り入れられてきました。現在は中国東北地区で最大級の動植物園の一つとして、多くの地元住民や観光客に愛されています。
近頃は環境保護活動にも積極的に取り組み、子供たちの環境教育や家族向けイベントなどを行う場所としても注目されています。教育と娯楽がほど良くバランスしたスポットになっています。
園内の構成や広さ
長春動植物園は市内中心部から車で約20分ほどの場所に位置していて、森や湖に囲まれた自然豊かな環境です。総面積は約70ヘクタールにも及び、日帰りでは回りきれないほど広大です。園内は、動物エリア、植物園エリア、池や広場、多目的イベントエリアに分かれています。
動物エリアは気候や動物の習性に合わせてゾーニングされており、北方系の動物だけでなく、アフリカやアジアの珍しい動物たちも飼育されています。例えば、シベリアトラやジャイアントパンダ、キリン、ゾウ、クマなど、子供から大人まで楽しめるラインナップが魅力です。
植物園エリアは四季折々の花や樹木を楽しむことができ、日本でなじみ深い桜や梅、ツツジ、さらには中国固有の植物コレクションも観察できます。道は整備されており、車椅子やベビーカーでも移動しやすいので、家族みんなでの訪問にも最適です。
入園料金と営業情報
入園チケットは大人が約50元（日本円で約1000円前後）、子供や学生は20〜30元とリーズナブルです。シーズンやイベント時には料金の変更があることもあるため、訪問前に公式サイトや現地の案内でチェックすることをおすすめします。
営業時間は基本的に毎日8:00〜17:00まで。夏場や休日、イベントシーズンには少し延長されることもあります。秋から冬にかけては日没が早いので、午前中からの来園がゆったり過ごせておすすめです。動物の飼育環境や気象条件により、一部の展示やイベントが中止・変更となる場合もあるので、その点だけ注意してください。
入場券はオンラインでも購入可能ですし、当日券売り場には日本語の案内パネルも設置されています。ただ、休日や大型連休に重なると入り口が混雑することもあるので、早めの到着を心がけましょう。
3. 見どころ
迫力満点！動物エリア
長春動植物園の目玉は、やはり多種多様な動物たちが暮らす動物エリアです。シベリアトラやライオンといった肉食動物から、パンダやクマ、サルまで、約130種類以上の動物が飼育されています。彼らの生態に配慮した広々とした展示場で、ストレスのない自然な姿を観察できます。
動物舎のほとんどがガラス越し、もしくはオープンエア型の作りになっており、かなり間近に動物たちを見られるのが特徴。時間帯によっては飼育員による餌やりが見られることもあり、その迫力やコミカルな仕草に思わず見入ってしまいます。動物たちの個性が光るパフォーマンスもありますよ。
また、珍しいアルパカやカンガルー、ラクダ、ペンギンなど普段はなかなか会えない動物たちもいて、写真撮影にもピッタリ。子供連れだけでなく、動物好きな大人にも人気のスポットです。それぞれのゾーンを時間をかけて回ることで、思わぬ発見があるかもしれません。
四季折々の花と緑―植物園エリア
園内のもう一つの主役が、色とりどりの植物たちです。長春動植物園の植物園エリアには約2000種以上の植物が展示されており、日本では見かけないめずらしい花や樹木も観察できます。広い温室や屋外ガーデンには、四季ごとに趣きが変わる美しい景色が広がっています。
春になると桜や梅が一斉に咲き誇り、園内はピンク色に包まれます。初夏から夏にかけてはバラ園やスイレン池が見頃を迎え、あたりには甘い香りが漂います。秋はカエデや銀杏の紅葉が見事で、まるで絵画のような世界に迷い込んだ気分に。冬場は温室内の熱帯植物やサボテンなどが人気で、温かい空間で南国気分も味わえます。
さらに、ハーブ園や樹木園、木陰のベンチなど、散歩に最適な場所も点在しています。日差しを浴びて咲く花々と、ゆったり歩ける小径を組み合わせて、ピクニックや撮影も楽しめます。季節によって展示内容も変わるので、何度訪れても新鮮な発見があります。
ファミリーに人気のふれあい体験
長春動植物園にはファミリーや小さな子供たち向けの体験コーナーも豊富に設けられています。特に人気なのが、小動物とのふれあい広場です。うさぎやモルモット、子ヤギなど、人懐っこい動物たちと直接触れ合ったり、餌やりを体験したりすることができます。
また、定期的に開催される動物とのふれあいイベントや飼育員によるガイドツアーも好評です。これらの体験では動物たちの生活環境や個性、飼育の大変さなどがわかりやすく説明され、子供たちの知識や関心を引き出してくれます。動物園ならではの体験を通じて、命の大切さを実感できます。
親子でのんびり楽しめるカフェコーナーや、ワークショップスペースもあり、自然素材を使ったクラフト体験なども人気です。休日には家族連れで賑わい、子供たちの笑顔があふれています。初めて動物に触れるお子さんも、安心して参加できます。
園内のユニークな建築物
長春動植物園は自然だけでなく、園内に点在するユニークな建築物も見どころです。特に目立つのが、温室ドームやガラス張りのビジターセンター、動物舎のデザインなどです。どれも自然との調和を意識して設計されており、屋内外どちらからも景色を楽しむことができます。
温室は近未来的なガラスドーム型で、内部には滝や小川が流れる造りになっています。熱帯植物や希少なランが美しくディスプレイされているので、雨の日の観光にもピッタリです。ここでは中国伝統の庭園美を現代建築に融合させており、インスタ映えするスポットも豊富です。
また、展示館や学習センターは、近代的な建築と自然素材を組み合わせた造りになっていて、リラックスできる雰囲気。園内のメインゲートも印象的で、中国園林風の門や彫刻が迎えてくれます。動植物と建築、両方に興味がある人にとっては、新しい発見がたくさん待っています。
4. 絶対に外せない体験
餌やりやショーイベントの楽しみ方
長春動植物園と言えば、動物たちへの餌やり体験やショーイベントも大きな魅力です。特定の時間帯になると、飼育員が餌やりを公開して、その様子を間近で見ることができます。トラやライオンが餌に飛びつく瞬間は迫力満点で、観覧スペースも安全に工夫されています。
おすすめしたいのが、ヤギやワラビー、ヒツジなどの小動物への餌やり体験です。園内の専用コーナーで飼育スタッフと一緒に、安心して動物とふれあうことができます。元気に餌を食べる姿や、子供たちが動物たちと触れ合って笑顔になる光景は、見ているこちらまで心が温かくなります。
時間帯によってはパンダやクマ、サルのショーイベントも実施されます。飼育員が動物の特技やトレーニング風景を紹介してくれるので、普段は見られない一面もしっかり楽しめます。公式ウェブサイトでは当日のイベントスケジュールも公開されているので、計画的に回りたい方は事前チェックをおすすめします。
季節ごとの特別イベント
長春動植物園では、季節に応じて様々な特別イベントが催されます。春には「花まつり」や「緑のフェスティバル」、夏には「夜の動物園」や「昆虫観察会」など、子供から大人まで楽しめる企画が目白押しです。イベント期間中は限定の特別展示やワークショップが開かれ、園内はいつも以上に華やかになります。
秋には紅葉狩りと合わせて園内を散策できる「もみじまつり」や、「収穫のフェスティバル」といった行事が人気です。期間限定で地元農産物の販売や、伝統工芸体験ブースもオープンし、東北地方の文化にも親しめます。冬は雪景色を背景にした氷の彫刻や、室内温室でのイルミネーションショーなどが話題を集めます。
これらのイベントは事前に告知されるので、公式サイトやSNSで最新情報をチェックしておくと良いでしょう。イベントごとにオリジナルグッズや限定メニューも登場するので、リピーターの方でも新しい楽しみ方が見つかりますよ。
人気のフォトスポット紹介
動植物園の園内には、思わず写真を撮りたくなる人気のフォトスポットがたくさんあります。中でも一番人気なのが、温室ドームの中にある大きなシンボルツリーや、華やかな花畑エリアです。季節ごとに装いを変える花壇は、どこから撮っても絵になります。
動物エリアでは、パンダやキリン、ペンギンなど珍しい動物を背景にした撮影が人気です。動物舎の前ではセルフィー用の撮影スポットも多く、ファミリーやカップルで賑わっています。また、湖畔の木道や高台の展望スペースも、自然と共に写真を撮るには最適です。朝や夕方は太陽の光が柔らかく、幻想的な雰囲気の写真が狙えます。
さらに、ユニークな彫刻やアート作品、オリジナルベンチなども設置されていて、SNS映えする一枚が撮れること間違いなし。カメラ好きな方には園内MAPにフォトスポット情報が載っているので、見逃さずにチェックしましょう。
5. 園内での過ごし方
おすすめの散策コース
長春動植物園はとても広いため、効率よく回るには計画的な散策コース選びが大切です。まずは入園ゲートをくぐったら、園内マップを手に取りましょう。動物エリアと植物園エリアは近くに配置されているので、朝一番に人気動物のいるエリアからスタートするのがおすすめです。
たとえば、動物エリア→温室ドーム→湖畔エリア→樹木園→小動物ふれあい広場、と巡るモデルコースは1日たっぷり楽しめます。途中でお弁当を広げられる芝生広場やカフェもあるので、疲れたら休憩をはさみながら回ってください。
時間のあまりない方には、「動物エリアだけ」「植物エリアだけ」に絞った短縮ルートもおすすめです。主要なスポットを中心に30分〜1時間で回れるミニコースも設定されているので、旅程や体力に合わせてプランを立てましょう。
ピクニックや休憩スポット
園内にはピクニックが楽しめる芝生広場や、木陰のベンチ、池を眺める休憩デッキなど、くつろぎスポットが多数用意されています。清々しい空気の中、自然に包まれながらのんびりお弁当タイムを過ごすのは最高の贅沢です。春や秋の晴れた日は、ぜひレジャーシートを持参したいところ。
雨の日や暑い季節には、屋内カフェやガラスドーム内の休憩エリアが重宝します。温室内は一年中快適温度に保たれていて、ドリンクや軽食を楽しみながら園内の美しい景色を眺めることができます。小さな子供連れファミリーや、お年寄りにも優しい作りなので安心です。
さらに、池のほとりでのひとときや、散策路の途中にある展望台などもおすすめです。木々に囲まれた静かな場所では、心も体もリフレッシュできます。歩き疲れたら、無理をせず早めの休憩を取りましょう。
お土産＆グルメ情報
長春動植物園のお土産ショップでは、地元産の蜂蜜やオリジナルぬいぐるみ、動物園グッズまで幅広い商品が揃っています。パンダやトラのモチーフのキーホルダーや、限定デザインのエコバッグなど子供にも大人にも人気があります。植物の苗や種なども販売されていて、自宅で長春の思い出を育てるような楽しみ方もできます。
グルメスポットも充実しています。園内のカフェやレストランでは、中華風ランチはもちろん、軽食やスナックも提供しています。特に植物園カフェでは、新鮮な地元野菜や果物を使った健康的なメニューが人気です。ほかにも季節限定のスイーツやドリンクが期間ごとに登場するので、食べ比べを楽しむのもおすすめ。
また、持ち帰り用の小分け菓子やローカル食品もお土産にぴったり。ギフトコーナーには長春動植物園オリジナルのパッケージが用意されているので、お友達や家族へのお土産選びにも困りません。
6. ちょっと足をのばして周辺観光
長春市内の他の観光スポット
長春動植物園の観光を楽しんだら、ぜひ市内の他の名所にも足を運んでみてください。おすすめは「長春映画製作所（長影撮影場）」です。中国映画の歴史と文化を体感できる施設で、映画セットや撮影スタジオの見学ができ、映画ファンにはたまりません。
「吉林省博物館」も必見です。地元の自然・人文・歴史を学べる展示が充実し、中国東北地方の独特な文化にふれることができます。清代や満州国時代の貴重な資料も揃っているので、日本の歴史好きにもおすすめのスポット。
また、静かな湖と公園が美しい「南湖公園」や、ショッピングやグルメを楽しめる市中心部の商業エリアも魅力的です。カフェやお土産屋さんも多いので、グルメ巡りやショッピングも旅の良い思い出になります。
交通アクセスと周辺の便利情報
長春市内の観光地は、地下鉄や公共バスで気軽にアクセスできます。地下鉄1号線と2号線が主要観光スポットをうまく結んでいるので、乗り換えも簡単です。駅名や案内板には英語や簡単な日本語表記もあり、初めての方でも安心。
市内中心部から長春動植物園まではタクシーで30分ほど、バスや地下鉄を乗り継いでも1時間以内にアクセスできます。交通費も日本に比べると安く済みますし、キャッシュレス決済（WeChat PayやAlipay）が一般的に使えるので便利です。
もし長期間滞在する場合や、複数の観光地を効率よく回りたい場合は、専用ツアーや観光バスの利用もおすすめです。地元のガイドサービスを活用すれば安心して観光できます。
おすすめ宿泊エリア
宿泊選びに迷ったら、「市中心部」や「人民広場」周辺がおすすめです。ホテルやゲストハウスの選択肢が豊富で、ショッピングモールやレストランにも近いため、観光拠点としてとても便利です。高級ホテルから手頃なビジネスホテル、長期滞在向けのサービスアパートメントまで、ニーズに合わせて選べます。
動植物園や映画製作所、博物館など市内の観光地をまとめて巡りたい方には、市中心部に宿を取ると無駄な移動がなく、夜も安心して過ごせます。家族連れや女性の一人旅でもセキュリティや利便性の高いエリアなのでおすすめです。
また、長春駅や空港周辺もアクセスが良いです。到着後すぐにチェックインでき、移動もスムーズ。連休やイベントシーズンは予約が埋まりやすいので、早めの予約をおすすめします。
7. 旅行に役立つワンポイント情報
ベストシーズンと服装アドバイス
長春を訪れるうえでベストシーズンは、春（4月〜5月）と秋（9月〜10月）です。これらの時期は気候が穏やかで、植物園や動物たちの活動も活発になります。夏も湿度が低くて涼しい日が多く、避暑にぴったり。冬はかなり寒くなりますが、雪景色やイベントを楽しみたい方には異国情緒が味わえます。
春や秋は朝晩の気温差が激しいので、重ね着できる服装が基本です。夏は半袖や薄手の服で大丈夫ですが、突然のにわか雨や日焼け対策のため帽子や薄手の上着も持っておきましょう。冬はダウンジャケットや手袋、マフラーは必須です。特に屋外エリアをゆっくり歩きたい方は、暖かい装備でお越しください。
また、長春動植物園の敷地はとても広いため、歩きやすい靴での来場がおすすめです。エリアごとに天候も変わりやすいので雨具や日傘、サングラスなども持参すると便利です。
訪問時の注意点
園内は広いため、無理なく休みながら回ることが大切です。特に小さなお子さんやお年寄りと一緒の場合は、こまめな水分補給や、疲れたときにすぐ休める場所を確認しておきましょう。夏場は熱中症、冬場は防寒対策が必要です。
また、写真撮影や動物とのふれあいに夢中になりすぎて、足元や安全管理がおろそかにならないよう気をつけてください。動物エリアでは、スタッフの指示や注意書きをよく守ってください。餌やりの際は決まった餌以外を与えないように、動物たちの健康のためにもマナーを守りましょう。
混雑が予想される連休や休日は、入場口や人気ゾーンで行列ができることもあります。午前中や平日の訪問を選ぶと、比較的ゆっくり見学できるのでおすすめです。チケットやイベントの最新情報は、公式ウェブサイトや現地の案内所で必ず確認してください。
言語・文化の豆知識
長春は観光都市としても発展していますが、日本語が話せるスタッフはまだそれほど多くありません。英語や中国語の基本フレーズを覚えておくと、館内案内やトラブル時に役立ちます。とはいえ、中国の方は親切な方が多いので、困ったときは積極的に声をかけてみてください。
中国の動物園や植物園では、マナーやルールの違いを感じることがあるかもしれません。たとえば、大声で話す文化や、子供たちが元気に走り回っている光景がよく見られます。異文化として温かく受け止めて、現地ならではの雰囲気を楽しんでください。
また、チケット購入や交通・食事の場面では一般的にキャッシュレス決済が主流です。屋台や小さな売店でもQRコード決済が多いので、事前にWeChat PayやAlipayのインストール、またはクレジットカードの準備があると便利です。
終わりに
いかがでしたでしょうか？長春動植物園は、動物も植物もどちらも思いきり楽しめる、家族や友人との思い出作りにぴったりのスポットです。広大な自然の中で、日常を忘れてゆったりとした時間を過ごしてみませんか？長春という都市自体も、歴史や文化、グルメなど魅力いっぱいなので、動植物園を訪れる際は市内観光もぜひあわせて楽しんでください。
この記事が、長春動植物園旅行の計画や現地での楽しみ方に役立てば嬉しいです。皆さんもぜひ、自分だけの素敵な体験と思い出をつくりに、長春動植物園へ足を運んでみてください！
