中国湖南省の省都・長沙は、昔から文化とグルメ、そしてユニークな観光スポットがたくさん集まる人気都市です。そんな長沙で特に注目を集めているのが、「長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールド」という大規模テーマパーク。世界中の名所をぎゅっと一箇所で体験できる、夢のようなスポットです。このガイドでは、パークだけでなく長沙自体の魅力やおすすめの過ごし方、チケット情報、園内グルメまで、はじめて行く人にもわかりやすく、たっぷりご紹介します!
1. 長沙で過ごす特別な一日
長沙ってどんな都市?
長沙は、中国中南部に位置し、湖南省の中心都市です。古くから栄えてきた歴史ある町として知られています。近年は中国の内陸都市の中でも特に発展してきており、近代的な高層ビルが立ち並びながらも、昔ながらの路地やマーケットも残っています。
また、長沙はグルメ天国としても超有名。湖南料理(湘菜)は辛さと香りが特徴で、地元の人も観光客も食べ歩きを楽しんでいます。「臭豆腐」や「口水鶏(スパイシーチキン)」などの名物料理をぜひ現地で味わってみてください。夜になると賑やかな夜市も多く、旅の疲れも吹き飛ぶような活気です。
さらに、長沙は近年若い世代の“流行発信地”にもなっています。おしゃれなカフェやインスタ映えするスポットが続々と登場し、中国各地や海外から訪れる人も増えています。観光、グルメ、ショッピング、文化体験…いろいろ詰まった都市、それが長沙です。
長沙のアクセス方法
長沙は交通の便もとても良い都市です。日本から行く場合、一番簡単なのは飛行機でしょう。長沙黄花国際空港は市中心部から20kmほどのところにあり、中国各地や東南アジア行きはもちろん、関西空港や成田発着の直行便もあります。空港から市内まではエアポートバスやタクシー、地下鉄で簡単にアクセスできます。
鉄道もとても発達していて、中国の他都市から新幹線(高速鉄道)で直接アクセスできます。例えば、広州からは約2時間半、武漢からは約1時間半、上海からでも約5時間で到着。また、国内線のバスネットワークも整っていますので、湖南省内や周辺地方からの陸路アクセスもラクラクです。
市内移動は地下鉄やバスが便利ですが、主要観光地や商業エリアはタクシーで巡るのもおすすめです。アプリ配車サービス/キャッシュレス決済も中国全土で日常的に使われていますので、言葉の心配も減りますよ。
長沙観光の魅力ポイント
長沙の観光ポイントといえば、歴史と現代文化がうまくブレンドされているところ!世界文化遺産に登録されている「岳麓山の麓の桔梗寺」や、中国近代史を語る上で外せない「毛沢東記念館」など、歴史好きにたまらないスポットが目白押しです。
一方で「黄興歩行街(ショッピングストリート)」や「五一広場」など、新時代のショッピング&エンタメエリアも町の中心にぎっしり。おしゃれなカフェやインスタ映えする現代アートも増えています。市内散策はもちろん、フォトジェニックな写真撮影も楽しみです。
そして何と言っても、「長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールド」など特色あるテーマパークがあるのも長沙ならでは。大人も子どもも1日中遊べてグルメも堪能できる、幅広い楽しみ方ができる都市として人気沸騰中なんです。
2. 長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドってどんな場所?
テーマパークの基本情報
長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールド(长(W)沙世界之窗)は、長沙市郊外の開福区にある大型テーマパークです。広大な敷地には、世界中から集めた有名ランドマークのミニチュアがズラリ!まるで小さな地球を歩いているかのような、不思議でワクワクする空間です。
ここでは、何カ国もの歴史的名所やランドマークを再現した建物が立ち並び、まるで世界旅行をしているような気分になれます。ピラミッドやエッフェル塔、自由の女神に至るまで、写真でしか見たことのない世界の名所が間近に!
ファミリーやカップルはもちろん、友達グループにも人気。さまざまなアトラクションやパフォーマンスが揃い、遊園地的要素と異国情緒を一緒に楽しめるのが魅力です。大都市の喧騒からちょっと離れて、異世界旅行を楽しみましょう。
オープンの歴史と成り立ち
長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドがオープンしたのは1997年。中国でも観光需要が急速に高まっていた時期で、テーマパークブームの先駆けともいえる存在でした。深圳の同系列パークに続き、「世界の名所を一カ所で見よう」という発想で建設されました。
オープン当初は中国の家族連れを中心に人気でしたが、SNS時代に入ってからは訪れる世代や国籍が幅広くなり、今では地元民はもちろん、外国人観光客も多く訪れます。特に中国内陸部から気軽に「世界一周旅行気分」を味わいに来る観光客が多いのが特徴です。
園内の展示やアトラクションは、時代の流れとともにアップグレードされており、最新技術によるプロジェクションマッピングやデジタル演出が加わりました。周年記念や大型イベントのたびに新アトラクションやショーが登場し、何度行っても飽きません。
世界の有名スポットを体感できる秘密
ここが他のテーマパークと違う最大の魅力は、世界遺産や有名建築物がまるで実際そこにあるかのように再現されているところ。エッフェル塔や凱旋門、ピラミッド、アムステルダムの運河街、タージ・マハル、オペラハウスまで、細部までこだわって作られています。
一つひとつの建物には、その国や時代のテイスト・装飾が忠実に表現されているため、歩いているだけで異国の雰囲気を味わえます。「〇〇で写真を撮りたい!」と思っても実際本場に行くのはなかなか大変ですが、ここならいくつもの夢のスポットを1日で巡れちゃうのが嬉しいですね。
パーク内では、世界各国の衣装を着て記念撮影ができたり、その土地の伝統芸能ショーやパフォーマンスなども開催。学びとエンターテイメントが同時に楽しめる、ユニークな「地球体験パーク」が長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドです。
3. 見どころ
世界の名所を再現したエリア巡り
長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドの最大の魅力は、敷地内を歩くだけで文字通り「世界一周」できること!まず入り口を入ると現れるのが圧巻のエッフェル塔やロンシャン宮殿、ピサの斜塔などのヨーロッパ名所エリア。建物のスケールは実際より小さいですが、それでも迫力と雰囲気はお見事!
そのまま進むとアジアゾーンがあり、インドのタージ・マハル、中国の万里の長城、日本エリアには桜並木や神社なども再現されています。本場の雰囲気をしっかり再現しつつ、写真撮影スポットとしても大人気です。
北米・南米ゾーンに行けば自由の女神やメキシコのマヤ遺跡、オセアニアエリアまでとバラエティ豊富。なかなか海外旅行に行きづらい時でも、ここなら手軽に世界気分が味わえます。テーマにこだわった「ものまね」だけでなく、各地の小物や植栽も忠実に再現されているので、「あ、これテレビで見たやつ!」と興奮しっぱなしです。
季節ごとのスペシャルイベント
パークでは一年を通じていろいろなスペシャルイベントが開催されています。春はイースターイベントや花まつり、園内がカラフルな花やデコレーションに包まれ、外国文化の雰囲気たっぷり!地元の子どもたちも参加型イベントで大盛り上がりです。
夏は世界のナイトカーニバルやウォーターフェスティバルが登場。夜はライトアップショーやプロジェクションマッピングも行われ、エッフェル塔やピラミッドなどがキラキラと幻想的に浮かび上がります。暑い長沙の夏も、パークで楽しく過ごすことができるんです。
秋・冬はハロウィンパーティーやクリスマスマーケット、新年を祝うカウントダウン花火など、異国ムード満点の季節イベントが盛りだくさん!中国風と西洋風がミックスされた特別な演出もあり、何度行っても新しい発見があります。
人気のアトラクション&ショー
ただ展示を見るだけじゃなく、パーク内には本格的なアトラクションやショーも目白押し。例えば、「世界旅行シミュレーター」は乗り込むだけでいろんな国を空から巡る体験ができ、子どもも大人も一緒に夢中になれます。
ウォーターライドやジェットコースターといった絶叫系から、子ども向けのメリーゴーランド、ファミリーで楽しめるゆったりライドも揃っています。また、世界各国をテーマにした伝統舞踊や音楽パフォーマンスも毎日どこかで開催されていて、ちょっとした休憩タイムにもぴったり。
さらに、スペシャルシーズンには特別バージョンのショーが登場。プロジェクションマッピングやサーカスパフォーマンス、ダンサーによるファイヤーショーなど、毎回違う顔を見せてくれます。特に週末やホリデーシーズンはショーの数も増えるので、事前にタイムテーブルをチェックしておくのがおすすめです。
おすすめ写真スポット
パーク内には「これは絶対に撮っておきたい!」というフォトスポットがたくさん。やはり一番人気はエッフェル塔前、大噴水越しに塔をバックに写真を撮れば、まるで本物のパリにいるような気分に。日中ももちろんきれいですが、夕方やライトアップされた夜はさらにロマンチック!
他にもピラミッドやエジプトゾーン、インドのタージ・マハルをイメージしたエリアは、カラフルな衣装レンタルと合わせて記念撮影するのが大人気。日本エリアで着物姿になるお楽しみも!
南米マヤ遺跡ゾーンやオペラハウスなど、世界一周写真アルバムを作るのにピッタリのロケーションが数えきれないほどあります。友達同士で「今日は何カ国制覇できるか!?」と写真チャレンジするのもおすすめですよ。
4. 遊びプランと過ごし方のコツ
子連れファミリー向けコース
まず小さなお子さん連れのファミリーには、定番ランドマーク巡り+親子アトラクションがおすすめ!朝いちばんの開園と同時に入園し、人気のエッフェル塔やピラミッドをサクッと写真撮影。その後はキッズ向きのエリアへGO!ミニトレインやメリーゴーランドなど親子で乗れるアトラクションが豊富です。
お昼頃になるとお腹も空いてくるので、ピクニックエリアや屋外テーブルで園内グルメを味わいましょう。中国グルメだけでなく、海外料理の屋台メニューや子ども向きデザートもたくさんあります。休憩の合間に、ショーやダンスパフォーマンスも観賞できるので、親も子どもも楽しいひと時に。
午後は水遊びや屋内型アトラクションでちょっとクールダウン。園内の「世界祭り」イベントなど子ども参加型のワークショップも要チェックです。閉園前の夕方には、ライトアップされたパークの幻想的な景色を家族みんなで満喫しましょう。
カップル・友達同士にぴったりのコース
カップルや友人グループでの訪問には、写真映えを狙った世界一周コースが人気!最初は二人だけのシークレットフォトスポット探しからスタート。ヨーロッパエリアでパリっぽいカフェでひと休み、ピザやスイーツをシェアしながらゆったり過ごすのもオススメです。
アトラクションをいくつか回ったら、季節限定イベントで盛り上がる夜の部へ。園内のライトアップやショーは最高の思い出になります。メキシコゾーンやイタリア広場でのパレードやライブ演奏など、楽しい体験が盛りだくさんです。
一日を締めくくるなら、夜のエッフェル塔前で感動の記念写真を。近くのショップで手作り雑貨や世界のグッズを一緒に選び合うのも旅の良い思い出になります。「今日はちょっと世界旅行してきたよ!」とSNSに投稿して自慢しちゃいましょう!
半日・一日で楽しむモデルプラン
時間に余裕がある人は、朝から閉園までじっくり回るのがおすすめですが、半日コースも十分楽しめます。半日なら「エッフェル塔+お好きな国のゾーン+人気アトラクション2つ+ショーまたはグルメ」という流れが鉄板。
1日たっぷり遊ぶ場合は、午前中じっくり世界遺産エリアを制覇、昼食後は乗り物を満喫し、午後はショーやイベント、カフェタイムでまったり、夕方からは夜のライトアップタイムと計画的に巡りましょう。
季節によって混雑するエリア・アトラクションも異なります。事前に園内マップをアプリでダウンロードしたり、現地スタッフに混雑情報を聞くとスムーズです。休憩ポイントやトイレ情報もしっかりリサーチしておくと安心ですよ。
5. グルメ&ショッピング情報
園内グルメのおすすめ
園内には世界各国のグルメが楽しめるレストランやフードスタンドがずらり。中国料理はもちろん、イタリアン、フレンチ、メキシカン、インドカレーなど選び放題です!みんなでシェアしながらいろんな味を楽しめるのもパークグルメの魅力。
特におすすめは、ピザやパスタをカジュアルに楽しめるヨーロッパエリアのカフェレストラン。イギリス風のパブメニューや、ドイツ名物ウィンナーのセットもあります。お子さんに人気のチキンナゲットや、スパイシーフライドポテトも外せません。
現地ならではの湖南名物「臭豆腐」や、「スパイシーヌードル」の屋台もぜひチャレンジしてみて。食べ歩きフードが多いので、いろいろ食べ比べるのも楽しいですよ。
デザート&スナックスポット
スイーツ好きにはたまらないデザートショップが豊富!特に人気なのは、フランスエリアのマカロン屋さんや、イタリアンジェラートのお店。歩き疲れた時に冷たく甘いジェラートをパクリ…これも旅のご褒美です。
ちょっと変わり種としては、「抹茶アイス」(日本エリア)や、メキシコの「チュロス」、アメリカ風ドーナツも大人気。季節限定メニューやインスタ映えするスイーツボードは要チェックです。
園内カフェでは、ラテアート付きカプチーノやポップカラーのドリンクなど、写真を撮りたくなるメニューが満載。デザート好きな女子はもちろん、こだわり派男子にもおすすめです。
お土産選びのヒント
帰り道にぜひ立ち寄りたいのが園内のお土産ショップ。「世界グッズ」はもちろん、長沙や湖南省限定のオリジナルグッズも充実しています。人気なのは、エッフェル塔やピラミッドをモチーフにしたミニフィギュア。デスクやお部屋のインテリアにぴったりです。
中国らしいアイテムを探しているなら、パンダグッズや中国伝統柄の雑貨、地元名物スナックが詰まったギフトセットも外せません。子ども向けにはカラフルなバルーン、ぬいぐるみ、キッズ向けステーショナリーなど可愛いものがたくさん。
プレゼント用におすすめなのは、パーク限定の「世界一周」記念パッケージお菓子。友達・家族へのばらまき用や自分用にもぴったりです。ショップは出入口付近や各国エリアにあるので、帰り間際だけでなく、休憩がてら立ち寄ってみてください。
6. 便利なアクセス・チケット情報
チケット購入と入園の流れ
長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドのチケットは、現地窓口のほか、公式ウェブサイトや中国の大手旅行サイト(Ctrip、Meituanなど)でも事前購入可能です。事前予約なら割引が効くことも多いのでお得にゲットしましょう。
入園はとてもスムーズ!オンライン購入した場合は、QRコードを入口の自動ゲートでスキャンして入場できます。当日券も販売していますが、週末や祝日は混み合うことがあるので、事前予約がおすすめです。
また、学生割引やシニア割引、子ども料金など各種割引も充実しています。入園後は園内案内マップをもらい、アトラクションの営業時間やイベントスケジュールもあわせてチェックすると良いですよ。
園内の交通・移動手段
園内はとても広いので、効率よく回るためには移動手段を活用しましょう。歩いて各エリアを巡るのも楽しいですが、小さなお子さん連れやシニアには園内専用トラム(電動カート)の利用がおすすめ。主要スポットを結ぶルートで定期運行しています。
また、一部エリアではレンタルサイクルサービスを提供している場合も。家族みんなで自転車に乗って、好きな場所に立ち寄りながら巡るのも開放的な気分を味わえて面白いです。
ルートによっては坂道や階段があるので、動きやすいスニーカーなどのおしゃれも忘れずに。園内サインも中国語・英語併記、最近は日本語案内も増えているので、迷う心配はありません。
周辺スポットとの組み合わせ術
長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドだけでも丸一日楽しめますが、長沙には他にも魅力的な観光スポットが点在しています。例えば、パークからアクセスしやすい「岳麓山景区」や「橘子洲頭」、歴史ファンには必見の「毛沢東記念館」などもおすすめです。
長沙駅周辺や市中心部に戻れば、現地グルメやショッピングを満喫できる「黄興歩行街」や「IFSモール」も。午後パークで遊んだら、夜は市街地でディナー&ナイトショッピング、という流れも大人気です。
さらに時間に余裕があれば、湖南省各地への日帰り旅行も検討してみてください。張家界や鳳凰古城、洞庭湖など、中国国内でも有名な絶景エリアへ足を延ばせるのも魅力。長沙を拠点にすれば、中南部旅行の楽しみが何倍にも広がりますよ。
まとめ
長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドは、「いつか海外旅行したい」「世界の名所に行ってみたい」という夢を叶えてくれるユニークなテーマパークです。長沙ならではの活気や食文化も一緒に楽しめるので、旅の思い出がとても豊かになります。
家族連れ、カップル、友達、どんな旅でも楽しみ方は無限大!観光、グルメ、ショッピング、文化体験…1日で丸ごと“世界体験”してみてはいかがでしょうか?長沙市内や湖南省の他の観光地との組み合わせも、ぜひ計画してみてくださいね。
みなさんも長沙旅行の際には、ぜひ長沙ウィンドウ・オブ・ザ・ワールドで世界一周気分を味わって、素敵な写真や思い出をたくさん持ち帰ってください!