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   海南熱帯野生動植物園 (海南热带野生动植物园)

中国の南端、豊かな自然と独特の南国ムードが漂う海南島。その玄関口である「海口」は、日本人観光客にとってまだまだ知られざる隠れた名所が詰まった都市です。リゾート気分たっぷりの街を訪れたら、ぜひ足を運んでほしいのが「海南熱帯動植物園」。熱帯の花や巨大なヤシの木、色とりどりの鳥たち、珍しい動物との出会いも盛りだくさんなこの場所は、子どもも大人も思いっきり楽しめるスポットなんです。今回はそんな海口の魅力と、海南熱帯動植物園のすべてをご紹介します。旅行の計画や観光のヒントにも役立つ内容なので、どうぞ旅の参考にしてください。


目次

1. 海口ってどんな街?

海口の基本情報

海口は、中国海南島の北端に位置する省都の都市です。亜熱帯の温暖な気候に恵まれ、一年を通して緑が絶えません。人口は約230万人ほどで、北京市や上海市など大都市ほどの混雑はなく、むしろのんびりした雰囲気がただよいます。市内にはヤシの木並木が続き、南のリゾート感あふれる風景が広がっています。

地理的には海に面し、広々としたビーチや港も自慢です。南シナ海に囲まれた立地で、旧市街には歴史的な建物や市場が点在。夜にはライトアップが美しい散歩道も整備されていて、のんびりしたリゾートステイを楽しみたい方にぴったりです。

また、空港や鉄道、新しい高速道路ネットワークも発達しているため、観光や国内移動にもとても便利。近年は中国国内外のリゾート地としても人気の高まりを見せており、多様なアクティビティが充実しています。

歴史と文化の息吹

海口の歴史は2000年以上にさかのぼります。もともとは小さな漁村でしたが、唐や宋の時代を経て港として発展を遂げました。琉球や東南アジア、インドなど多くの国々と交易を行った歴史があり、その影響で独特の多文化が形づくられています。

また、辛亥革命や近代中国の歴史にもノスタルジックな景観が色濃く残っています。市内を歩くと中国の南方様式の伝統的な建物や、コロニアル様式の洋館も見ることができます。「騎楼老街」と呼ばれるアーケード街はレトロな雰囲気たっぷりで、映画のワンシーンに入り込んだかのような気分に。

現在は、中国の「一帯一路」の拠点都市としても位置づけられ、ますます発展中。それでも、街並みや市場には温かみのあるローカルな文化が残っているので、観光で訪れてもどこかホッとするような居心地の良さがあります。

観光都市としての魅力

海口の魅力は、なんといっても自然と文化、そして都市機能がバランスよく共存しているところ!リゾート地として知られる三亜ほどの派手さはありませんが、逆に騒がしさがなく落ち着いて観光できるのが魅力です。

大きな公園やビーチはもちろん、旧市街の散策や、市場での食べ歩き、海産物を堪能できるレストランも豊富です。また、温室植物園や動物園まで充実しており、とくに「海南熱帯動植物園」はファミリーや自然好きの観光客から大きな人気を集めています。

さらに、地元の人々の素朴な人柄やスローな時間の流れを体感できるのも、海口ならではのポイント。のんびり気分で、南国の癒しをたっぷり感じられる都市です。


2. 海南熱帯動植物園の概要を知ろう

アクセス方法と所在地

海南熱帯動植物園は、海口市中心部から車でおよそ40分ほどの郊外、秀英区の広大な自然エリアにあります。市内からはタクシーやバスでもアクセス可能。公共交通機関を利用する場合は、市内バスの7路や35路などが便利です。園の入り口付近には広々とした駐車場もあるので、レンタカーやタクシーでも安心です。

海口美蘭国際空港からも車で約50分程度。飛行機で海南島に到着後、そのまま動植物園まで行くことも可能です。周辺は自然エリアが広がっており、市の中心街とはまったく違った空気を味わえる環境です。

園への行き方でちょっと不安を感じる方でも、基本は「海南熱帯動植物園」とタクシー運転手に伝えればすぐに通じますし、旅行アプリの地図機能などで事前に場所をチェックしておくのもおすすめです。

広大な敷地と自然環境

園全体の敷地はなんと約400ヘクタール以上!東京ドーム85個分以上もある広さで、すべてを見るには丸一日かかるといっても過言ではありません。園内には大小さまざまな観察スポットやテーマエリアが設けられていて、どこも熱帯らしいジャングルの雰囲気たっぷりです。

植物園エリアでは、背の高いヤシの木やバナナの木、ブーゲンビリアなど南国の植物が生い茂り、カラフルな花々や珍しい果実もいっぱい。小川や池もあり、蝶やトンボ、カワセミなど自然そのままの生き物が姿を見せることも。

動物園エリアは熱帯地方に生息する日本では見かけない動物が多彩に飼育されています。広い芝生エリアや、森の中を歩く小径もとても気持ちよく、非日常の大自然に包まれた感覚を楽しめます。

園内のサービス・設備

海南熱帯動植物園は、観光客が快適に過ごせるような設備も充実しています。入場ゲートにはインフォメーションデスクがあり、園内マップや各種パンフレットも配布中。中国語だけでなく英語や日本語の簡単な案内も用意されているので、言葉の心配も少なめです。

歩き疲れたときや小さなお子さん連れでも安心して利用できるように、園内には休憩エリアやベンチが随所に設置されています。また、主要エリア間を結ぶカートバスも運行していて、広い園内を効率よく巡ることが出来ます(乗車は有料です)。

トイレや売店、レストラン、カフェ、ギフトショップなどの施設も点在しています。飲み物やお弁当の販売、軽食を楽しめるスペースもあり、1日中ゆったりと過ごせるのもポイントです。ペットボトルや帽子、サングラスなど、必要なものは園内で現地調達できるのもありがたいですね。


3. 見どころ:ここは外せない!海南熱帯動植物園のおすすめスポット

熱帯植物エリアで異国情緒を満喫

熱帯植物エリアに足を踏み入れると、まるでジャングルの中を探検しているような気分になります。頭上には高さ20メートルを超えるヤシの木がそそり立ち、地面にはモンステラやシダ植物が広がっています。カメラを構えるだけで南国リゾートそのものの写真が撮れるスポットがたくさんあります。

このエリアでは、パパイヤやマンゴー、ドラゴンフルーツといった珍しい果物の木も展示されています。季節によっては実がなっている様子を間近で見られたり、地元農家による説明や試食イベントも開催されることがあります。普段スーパーでしか見たことのないトロピカルフルーツを樹の下で眺める体験は、日本ではなかなかできない特別なものです。

また、園内には蘭(ラン)の温室も大人気。色とりどりのランの花が咲き乱れる光景は圧巻です。さらに、可愛らしい熱帯植物の鉢植えや種子を購入できる売店も併設されているので、植物好きな方、お土産や思い出を形に残したい方には見逃せないスポットです。

動物とのふれあい体験コーナー

動物とのふれあい体験コーナーは、特に家族連れや動物好きな方に大人気!こちらではウサギやヤギ、モルモットなど可愛い小動物と直接触れ合うことができます。動物飼育員さんが優しくサポートしてくれるので、初めて動物に触るお子さんでも大丈夫ですよ。

また、熱帯原産の珍しい動物もたくさんいます。ナマケモノやアルマジロ、キツネザルなど、普段はなかなか見られない種類の動物も間近で観察可能です。えさやり体験や写真撮影なども楽しめるので、家族そろって思い出づくりにもぴったり。

動物たちの生態や習性を学べる展示パネルやガイドさんの説明も充実しています。中国語が分からなくてもイラストや写真つきのボードが多いので、小さな子どもさんから大人まで学びながら楽しく過ごせますよ。

珍しいバードパークを散策

海南熱帯動植物園のバードパークエリアは、色鮮やかな鳥たちの楽園です。広いネットで囲まれた巨大なバードケージの中に入ると、青や黄色、赤といった鮮やかな羽を持つ南国の鳥たちが気持ちよさそうに飛び回っています。

特に人気なのは、エキゾチックなオウムやカラフルなインコ、フラミンゴの群れ。バードショーも定期的に開催されており、賢い鳥たちのパフォーマンスを見ることができます。ショーの合間には、実際に肩に乗せて記念撮影ができるサービスもあり、お子さんにも大人気です。

また、園内の池や水辺ではアヒルやクロツラヘラサギといった、珍しい水鳥や渡り鳥の姿も!自然を生かした設計なので、鳥のさえずりを聞きながらゆっくりお散歩するだけでも癒されます。バードウォッチングが好きな方や、のんびりした時間を過ごしたい方におすすめです。

温室ガーデンの癒し空間

温室ガーデンは、一年中快適な温度・湿度に保たれた南国のオアシス。ここでは、外では見られない珍しい熱帯植物や高山植物などが大切に育てられています。色鮮やかな花に囲まれて、まるで絵本の世界に迷い込んだような美しさです。

温室内は通路がバリアフリーでベビーカーや車椅子でも安心して巡ることができます。子ども向けのクイズラリーやスタンプラリーもあるので、家族そろって楽しめるスポットです。運が良ければ、ちょうど花が満開になるタイミングで訪れることができ、あたり一面が香り高い花園になることも。

また、温室では植物の栽培体験やガイドによる解説イベントも不定期で開催されています。植物の成長過程や熱帯気候ならではの工夫について学ぶこともできます。ガーデニングに興味がある方や、リフレッシュしたいときにはぜひ立ち寄ってみてください。


4. 楽しみ方いろいろ!体験&イベント情報

ガイドツアーで深堀り体験

海南熱帯動植物園では、専門ガイドによる公式ツアーが大好評。熱帯植物や珍しい動物たちの生態について、分かりやすく解説してもらえます。グループ旅行や家族での参加はもちろん、一人旅でも気軽に申し込めるので、より深く園の魅力を知りたい方におすすめです。

日本語・英語が分かるガイドさんも混在しており、中国語が苦手な方でも安心です。ガイドツアーは数時間おきに開催されているため、旅のスケジュールに合わせて利用できます。ツアー予約は園の入り口または公式サイトから簡単にできますよ。

ガイドツアーの面白いところは、動物たちの裏話や、普段は公開されていない植物栽培のバックヤードに入れる特別コースもあること!写真撮影タイムや質疑応答の機会もあるので、気になったことは気軽に聞いてみてください。

季節限定イベントや展示会

海南熱帯動植物園では、季節ごとに個性的なイベントや期間限定の展示会が開催されます。たとえば春には熱帯花祭り、夏には夜の動物園見学ツアー、秋には収穫感謝イベント、冬には特別イルミネーションなど、多彩な催しが用意されています。

これらのイベントは、園内の雰囲気がガラリと変わるのが魅力。例えば、春の花祭りでは何千もの色とりどりの花が咲き誇り、園内は写真スポットの宝庫に。夏の夜間ツアーは、昼間とは違った幻想的な雰囲気を体験できますよ。

イベントは公式サイトや園の入り口で最新情報が発表されます。旅行前に開催時期をチェックしておけば、より充実した体験ができますし、ちょっと珍しいイベントや限定グッズをゲットできるチャンスも!

ファミリー向けアクティビティ

海南熱帯動植物園は、とにかく子ども連れ旅行にぴったり!小さなお子さん向けの体験教室や工作コーナー、自然観察ラリーなど、家族みんなで楽しめるアクティビティが揃っています。たとえば動物エサやり体験や、植物苗の植え付け教室など、参加型の楽しい企画がたくさん。

また、夏休みや中国の祝日には特別プログラムも登場。園内を巡るスタンプラリーや工作体験は、子どもたちの思い出づくりにもってこいです。パネルシアターや紙芝居など、日本と似た親しみやすいイベントも開催されることがあります。

家族でのんびりピクニックができる芝生エリアや、安全柵のついた水遊びコーナーもあるので、一日中ゆっくり過ごせるのが魅力的。ぜひファミリーでお弁当を持って出かけてみてください。


5. 園内グルメ&おみやげガイド

ローカルフードの味を楽しむ

園内には海南島ならではのローカルフードを気軽に楽しめるスタンドや売店が点在しています。例えば、「海南鶏飯」や「熱帯フルーツアイス」など、南国らしい料理や軽食が満喫できます。暑い日にぴったりなココナッツジュースも大人気。果肉たっぷりのジュースは、散策中の水分補給にもおすすめです。

地元名物の「清補涼(チンブリャン)」と呼ばれる冷たいデザートは、フルーツや豆、タピオカが入った甘さ控えめのスイーツ。日本ではなかなか味わえないエスニックな味なので、ぜひチャレンジしてみてください。人気の手軽な屋台は、見ているだけでもわくわくしますよ。

また、旬のフルーツをその場でカットして販売するフレッシュフルーツスタンドもあります。ドラゴンフルーツやマンゴスチンなど、日本では珍しい果物もいっぱい。どれも値段はリーズナブルで、ついつい食べ過ぎてしまうほどの美味しさです。

カフェ・レストランのおすすめ

園内にはゆったり座れるカフェやレストランも複数あります。冷房が効いたカフェでひと休みするのも、園散策の楽しみのひとつ。おすすめは、南国の雰囲気たっぷりのテラス席のあるカフェ。そこでは美味しいコーヒーやトロピカルジュースを飲みながら、緑に包まれた空間でリフレッシュできます。

また、レストランエリアでは、海南料理のセットメニューや新鮮な地元野菜を使ったサラダ、シーフードメニューなども用意されています。中国らしい点心や麺類も揃っているので、食事には困りません。

小さなお子さん向けにセットメニューやキッズプレートが用意されている店も多く、家族連れでも安心です。休憩がてらランチタイムに利用すれば、午後からの観光もパワーアップして楽しめます。

お土産ショップで記念品探し

海南熱帯動植物園のおみやげショップは南国ムード満点!園でしか手に入らない限定グッズが多数並んでいます。おすすめは、トロピカルフルーツを使ったお菓子や、動植物のモチーフが入った雑貨、オリジナルのマグネットやストラップなど。可愛らしいデザインが多いので、友人や家族のお土産探しも楽しくなります。

また、園で栽培された植物の苗や、熱帯花の種、サボテンのミニ鉢などガーデニング好きな方にぴったりな商品も。持ち帰りやすいミニボトルのアロマオイル、地元特産のハーブティーなども人気です。

お子さんには動物フィギュアや絵本、おしゃれなタンブラーなどがおすすめ。日本では手に入らない中国南国ならではのアイテムやお菓子が色々なので、園内散策後はぜひショップへ立ち寄ってみてください。


6. 海南熱帯動植物園訪問のヒント

ベストシーズンと気候

海南島・海口の気候は、一年中温暖で過ごしやすいのが特徴です。中でも特におすすめなのは、11月から翌年3月ごろにかけて。湿度も控えめで快適な晴天が多く、動植物園めぐりにはベストシーズンです。

夏場(5~9月)は非常に暑く、日差しも強いので熱中症対策は必須。ただし、植物園や温室内は適度に涼しく、木陰や休憩所も多いので意外と快適に散策できます。急なスコールや雨にも備えて、折りたたみ傘やレインコートを持参すると安心です。

冬でも20度を下回ることはほとんどないため、年間を通して薄着で大丈夫です。ただし、朝晩は少し冷える日もあるので、羽織るものが一枚あると役立ちます。

服装・持ち物のアドバイス

海南熱帯動植物園を訪れるときは、動きやすくて涼しい服装がおすすめ。Tシャツや短パン、スニーカーなどが理想的です。園内は広いので、歩きやすい靴できちんと準備しましょう。蚊や虫が気になる方は、薄手の長袖や長ズボンも用意しておくと安心です。

日差しが強くなる季節には、帽子やサングラス、日焼け止めクリームは必携。園内で購入することもできますが、日本から持参しておくとより安心です。お子さんがいる場合は、ベビーカーも使えますし、園内でレンタルも可能です。

飲料水は園内の売店や自動販売機で手に入りますが、簡単なボトル水やおやつを持ち込むとさらに便利。カメラやスマホのバッテリー切れに備えて、充電器やモバイルバッテリーもお忘れなく。

近隣のおすすめスポットとの組み合わせプラン

海南熱帯動植物園だけでなく、周辺には他にも魅力的な観光スポットが点在しています。たとえば「火山口国家地質公園」は、数千年前にできた火山地形を気軽に体感できる自然公園。圧巻のクレーターや溶岩台地、展望台からの絶景も必見です。

また、市内中心部には「騎楼老街」と呼ばれる歴史あるアーケード街も人気スポット。映画のセットのようなレトロな街並みと、一味違う地元のB級グルメやショッピングも楽しめます。

さらに、のんびりビーチリゾートを満喫したい方には、市内の「万緑園」や「西秀海滩」もおすすめ。動植物園の観光と組み合わせて、2~3日かけて海口周辺をじっくり巡るプランを立ててみてはいかがでしょう?


まとめ

海口の「海南熱帯動植物園」は、南国ならではの豊かな自然と動植物との触れ合いを思う存分楽しめる、まさに癒しスポットです。広い敷地をのんびり散策したり、珍しい動物や鳥と出会ったり、家族で思い出作りができたり――ここでしか体験できないことがいっぱい詰まっています。

都市と自然のバランスが自慢の海口だからこそ、熱帯動植物園を訪れる旅は、心も体もリフレッシュできること間違いなし。旅行の合間にふらりと立ち寄るのもよし、じっくり1日かけて巡るもよし。老若男女問わず楽しめるので、次回の中国旅行のプランにぜひ加えてみてくださいね。

南国・海口のあたたかな風、優しい人々、美しい自然。海南熱帯動植物園で、五感を使ってあなただけの素敵な旅のひとときをお過ごしください!

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