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   武陵山大裂谷 | 武陵山大裂谷

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中国の旅行スポットといえば、北京や上海の有名観光地が頭に浮かぶ方も多いと思います。でも、実は中国にはまだまだ日本人にはあまり知られていない、圧倒的な大自然や歴史の息吹を感じさせる場所がたくさんあります。その中のひとつが、山と川に囲まれた都市「重慶(ちょうけい)」、そしてその郊外に位置するダイナミックな峡谷「涪陵武陵山大裂谷(ふりょう・ぶりょうざんだいれつこく)」です。この記事では、旅行好きの皆さんが今度の旅先選びのヒントになればと、重慶と武陵山大裂谷の魅力からアクセス、過ごし方、現地グルメや必要な情報まで、幅広くご紹介します。ダイナミックな断崖絶壁、地元の味覚、そして自然に包まれる癒やしの時間を体験しに、ぜひ重慶・涪陵武陵山大裂谷の旅を計画してみてください!

目次

1. はじめに

重慶ってどんなところ?

重慶は中国西南部に位置する大都市で、「山城」とも呼ばれるほど山に囲まれた独特の地形が特徴です。街自体が起伏に富んでいて、どこへ行っても坂道や階段が目立ちます。重慶の人口は約3200万人と、上海や北京に匹敵するスケールを持っていますが、観光スポットはまだまだ未発掘の宝庫。都市の喧騒と大自然がダイナミックに共存しています。

街の中心部は夜景が美しく、長江沿いには近未来的なビル群が並ぶ一方で、少し車を走らせれば大自然に包まれることができます。中国四大直轄市の一つゆえ利便性も抜群。温泉、グルメ、歴史など様々な楽しみ方ができるのが、重慶ならではの魅力です。

重慶は辛い食文化でも有名。火鍋や麻辣麺など、ちょっとピリ辛なローカルグルメもいっぱい。われわれ日本人にも身近な「四川料理」の本場でもあります。ただ都会だけじゃ勿体ない。周辺の絶景スポットも外せません。

涪陵武陵山大裂谷の基本情報

涪陵武陵山大裂谷は、重慶市の涪陵区に位置する壮大な自然景観スポットです。ここは「武陵山」という山脈の一部で、なんと長さ8kmにも及ぶ深い峡谷が広がります。割れ目のようにズバッと大地が開いたその景色は、まさに“地球の芸術”。高さ300m前後の断崖絶壁が続き、まさに映画のワンシーンのような迫力があります。

この谷は長い時間をかけて自然の力によってできたといわれ、多種多様な植物も育っています。湿潤な地域なので、苔むした岩や清流、滝なども豊か。観光地としては新しいほうですが、トレッキングや冒険が好きな方にぴったりの場所です。

多くの観光客は日帰りで訪れますが、近年は谷の近くに宿泊施設も増えています。休日や連休には家族連れやカップル、写真好きの方も多く訪れます。人工的な観光施設は控えめに抑えられていて、「そのままの大自然」を満喫できるのが最大のひとつのウリです。

なぜ訪れるべきか

日本から重慶、さらに武陵山大裂谷まで、決して楽な距離ではありません。でもその価値はたっぷり!やはり最大の魅力は、都会では決して味わえないほどのダイナミックな地形と自然美です。断崖絶壁の間を流れる清流、まるで時が止まったかのような森の静寂、空気のおいしさ…。五感すべてが刺激される体験が待っています。

しかも、武陵山大裂谷はまだそこまで混雑していない穴場スポット。中国国内で人気が高まりつつありますが、海外からの観光客は意外と少なめです。「新鮮な景色をたくさん写真に収めたい」「ちょっと冒険気分を味わいたい」「本場の絶景を見てみたい」そう思う方にはまさに理想的な場所です。

さらに、重慶や涪陵という都市の素顔や、地元の暮らし、グルメもたっぷり満喫できます。アクセスも意外と簡単なので、ぜひ中国旅行の新たな候補地として検討してみてください。

2. 移動とアクセス

重慶までの交通手段

日本から重慶へのアクセスは、成田や関西空港からの直行便があるため、とても便利です。多くの場合、直行便でおよそ4~5時間ほどで到着します。直行便がない場合は、北京や上海での乗り換えもスムーズ。最近はLCC利用も増えており、時期によってはお得な航空券も探せますよ。

重慶についたら、空港→市内への移動も楽々。重慶江北国際空港からは地下鉄でも中心部にアクセスできますし、タクシーや配車アプリ「滴滴出行」も利用可能です。駅から各方面へ向かうバスや鉄道のネットワークも発達しているため、移動に困る心配はありません。

また、重慶は中国内陸部の重要拠点なので、中国国内どこからでも高速鉄道や長距離バスの便が揃っています。旅行プランによって中国国内の他都市と組み合わせて回るのも面白いでしょう。

涪陵武陵山大裂谷への行き方

涪陵武陵山大裂谷へ向かう一般的なルートは、まず重慶中心部から涪陵区まで移動します。重慶市内から涪陵区までは高速鉄道やバスで1時間半ほど。鉄道なら快適で景色も抜群ですし、路線バスも多めに出ていて料金も手頃です。朝早くに出発すれば、日帰り旅行でもたっぷり楽しめます。

涪陵区に着いたら、そこからはタクシーや現地発の観光シャトルバスを利用します。大裂谷のゲートまでは市中心部から1~1.5時間が目安。観光シーズンになると、旅行社が主催する日帰りバスツアーも増えるので、言葉が不安な方はこちらもおすすめです。事前に観光案内所や公式HPで最新情報をチェックしておきましょう。

もし中国語が難しい場合、翻訳アプリを活用したり、ホテルのフロントでタクシー手配をお願いしたりすると安心です。現地はまだ日本語や英語の案内がそれほど多くありませんが、親切な地元の人々が案内してくれることが多いので安心して出掛けられます。

便利な旅のヒント

アクセス面では、重慶の地下鉄やバス乗り放題カード(交通ICカード)を事前に作っておくと便利です。駅や空港の自動販売機で購入でき、チャージも簡単。タクシー利用のときも「滴滴出行」など中国の配車アプリがおすすめ。翻訳機能もあるので中国語が不安でも大丈夫です。

大裂谷周辺は山間部なので、車酔いしやすい方は酔い止めの薬を用意していくと安心です。また、山道はカーブが多く、運転が荒いと感じることもあるので、体調が万全の日を選んで計画しましょう。途中の道の駅やサービスエリアで地元のスナックを買って休憩するのも旅の楽しみです。

現地は天候が突然変わりやすいので、小さな折りたたみ傘やレインコートも携帯しておきましょう。また、現地ホテルや観光案内所ではGoogleマップなどの地図アプリが利用できない場合があるので、「百度地図」など中国現地アプリをスマホに入れておくと安心ですよ。

3. 見どころ

魅力的な自然風景

武陵山大裂谷の最大の魅力といえば、何と言ってもその自然の壮大さです。谷の幅は広いところと狭いところが混在し、崖の間を深い緑と清らかな川が流れます。谷底から見上げる300m高さの断崖絶壁は、思わず言葉を失うほど。谷の上から見下ろす景色も、吸い込まれそうな迫力があります。

谷の周囲には原生林が残り、多種多様な植生や苔むした岩肌、色鮮やかな野鳥や蝶が観察できます。春や夏には新緑がまぶしく、秋は紅葉も楽しめます。水量が豊富な季節には、いくつもの滝が岩壁を流れ落ち、霧が谷にたちこめる幻想的な光景が現れます。

朝夕になると谷間に靄(もや)が立ち込め、山の向こうから差し込む光がまるで神話の世界のよう。雨の日もまた違った表情を見せてくれるので、何度でも訪れたくなるスポットです。日本ではなかなか見られない、まさに“地球の割れ目”といった感覚を体験してください。

断崖の冒険: トレッキングルート

大裂谷での定番アクティビティはやっぱりトレッキングです。整備された遊歩道や階段があり、初心者から健脚派までそれぞれのペースで谷底や崖上を歩くことができます。主要なルートは距離や難易度が分かれていて、軽いハイキングから本格的な山登りまで選べるのが嬉しいところ。

特に人気なのは「空中歩道」と呼ばれるエリア。木製やガラス製の橋が崖の間を渡り、スリル満点。足元が透けて見えるガラス橋は高所恐怖症の方にはちょっとした挑戦ですが、勇気を出して渡ればまるで鳥になったような絶景が味わえます。

また、多くのコースでは途中で展望台や休憩所が設けられているので、無理なくマイペースで進めます。トレッキングが苦手な方でも、比較的平坦な森の小道や、ケーブルカーで一部の高低差をショートカットできる場所もあるのでご安心ください。山歩き初心者からアクティブ派まで、一緒に楽しめるのが大裂谷のいいところです。

必見のスポットと名所

谷の見どころは数えきれないほど。そのなかでも「大裂谷ビューポイント」は外せません。ここからは深く切り込まれた谷の全体像が一望でき、写真好きなら必ず訪れたいスポットです。また、「天生三橋」と呼ばれる天然の三重橋や、小さな洞窟、清流に架かった吊り橋も見逃せません。

「龍門天坑」と呼ばれる大規模な陥没穴も大裂谷ならではの奇観の一つです。階段を下りながら覗き込むスリルが味わえます。また、「霧谷の滝」は水量が多い季節に特にオススメ。轟音を響かせながら落ちる滝と岩肌に広がる苔やシダ植物は、幻想的な世界そのものです。

そのほか、渓谷内部にはさまざまな伝説が息づく「仙人の石」など、パワースポットや自然と地元の信仰が混ざり合ったユニークな場所も多いです。案内板が所々設けられているので散策しながら、ぜひじっくりと自分だけのお気に入りスポットを見つけてみましょう。

写真好き必見のビューポイント

涪陵武陵山大裂谷は圧倒的なスケールの風景が広がり、写真好きにとって天国のような場所です。まずおすすめは、「断崖絶壁ビューデッキ」。ここの展望台からは、谷を縦断する美しい風景や蜿蜒と流れる川の姿をワイドに撮影できます。朝日や夕暮れ時も特におすすめです。

「ガラスの空中回廊」では、足元からダイナミックな谷の風景を思い切りパノラマで撮れます。SNS映え抜群なので、自撮りやグループショットも思いのまま。さらに、秋は山全体が紅葉で真っ赤に染まり、光と影のコントラストも絶妙。自然の色彩を最大限に活かした写真を撮ってみてください。

渓谷内の小道や吊り橋の上からもユニークな構図を狙えます。谷底に流れる清流、滝、モヤにけぶる森など、まさに“フォトジェニック”なシーンがあちらこちらに広がっています。どんな天気でも色々な表情の写真が撮れるので、カメラ好きはぜひ複数のレンズを準備して行きましょう。

季節ごとの見どころ

武陵山大裂谷の魅力は、季節によって全く違う風景が楽しめることです。春先は新緑と野生の花が咲き、湿度も程よく、清々しい山歩きが楽しめます。谷の周りは薄緑の苔や若葉で彩られ、生命力あふれる季節です。

夏になると水量が増え、大小さまざまな滝が岩肌を流れ、渓谷を抜けるクールな風が心地よく感じられます。夏休みシーズンは家族連れも多く、川遊びや森の探検も人気。暑い重慶の街から避暑地としてもぴったりです。

秋には山全体が黄金・朱色・赤と、壮大な紅葉絵巻に包まれます。歩道一面に落ちるもみじやカエデの葉が絨毯となり、写真を撮る人々でにぎやか。冬は雪が積もる年もあり、白と緑のコントラストが美しい静寂の世界が広がります。どの季節も必ず新しい発見があるので、リピートしたくなるスポットです。

4. 地元の文化と食文化

現地の伝統文化に触れる方法

武陵山大裂谷周辺には、昔からこの地に暮らす少数民族・トゥチャ族(トー族)やミャオ族(ミャオ族)の文化が色濃く残っています。伝統家屋やカラフルな民族衣装、独特の楽器演奏や踊りなど、日常の中に今も根付いています。観光シーズンには地元主催の民俗ショーや手工芸体験ができるイベントも行われています。

また、谷の近くを散策していると、地元のおばあちゃんやおじいちゃんが昔ながらの編み物や竹細工をしている姿に出会えます。素朴な会話を楽しんだり、写真を一緒に撮ったり、気軽にふれあいタイムが楽しめます。観光地の中心から少し外れた村では、地元の人々が集まってお茶を飲みながらおしゃべりする光景もよく見られます。

さらに、地域独特の伝承や神話も豊富です。「谷の主(ぬし)」と呼ばれる伝説の生き物や、不思議なパワースポット伝説なども多く、地元のガイドと一緒に散策すると思わぬ発見があります。ガイドブックや公式パンフレットには載っていない“生きた”文化と出会えるのが、武陵山大裂谷ならではの魅力です。

地元の美味しいグルメ

観光で歩き回った後のお楽しみといえば、やっぱりグルメ!武陵山大裂谷から涪陵市街地にかけては、伝統的な四川・重慶料理が思いきり堪能できます。まずは、涪陵名物の「涪陵榨菜(ふりょうざーさい)」!カリカリ食感の漬物で、そのままでも、チャーハンや麺料理にも絶品のアクセント。他にも「武陵山キノコ火鍋」「山菜炒め」など山の恵みを活かした料理が大人気。

重慶といえばやはり「火鍋」。現地では地元野菜やきのこ、地鶏やヤマメの切り身など、旬の素材がふんだんに使われたユニークな火鍋が楽しめます。辛さはお店によって調整できるので、辛い物が苦手な方も大丈夫です。豆乳ベースのまろやかなスープや香草たっぷりのものなど、一味違った火鍋もぜひお試しあれ。

デザート好きなら、中国伝統のスイーツ「豆花」や、地元フルーツの「ヤマモモジャム」「野生ベリーのゼリー」もおすすめ。大裂谷の近くには、小さな美食ストリートもあり、食べ歩きも最高!ぜひローカルの食堂や市場に足を運び、中国ならではの“食の冒険”を楽しんでみてください。

お土産におすすめの特産品

旅の思い出に欠かせないのが、お土産選び。涪陵武陵山大裂谷周辺で手に入るおすすめの特産品は、まず「涪陵榨菜」。日本でも知名度は高いですが、現地で買えば種類も豊富で値段もお手頃。小分けパックになっているので、ばらまき土産にもぴったりです。

もうひとつ人気なのが「山野草茶」。武陵山周辺で採れる野生のお茶やハーブを使ったものは、香り高く、美容や健康にも◎。パッケージも可愛いので女性へのギフトに喜ばれます。地元の市場やサービスエリアでは「キノコ干物」「山椒オイル」なども珍しくてウケが良いです。

現地ならではの手作り雑貨や民族衣装のミニチュアストラップ、竹で編まれたかごや飾りもおすすめ。旅の途中で見つけたお気に入りの一品を、自分へのご褒美や家族・友人へのプレゼントに選んでみてはいかがでしょうか。

5. オススメの過ごし方

一日のモデルコース

せっかく訪れるなら朝から一日たっぷり大裂谷を楽しみたいですよね。おすすめのモデルコースは、朝イチで涪陵区を出発し、大裂谷ゲート前に朝8~9時ごろ到着すること。朝の谷は空気も清々しく、観光客もまだ多くないので静かな時間を満喫できます。

まずは谷を見下ろす「大裂谷展望デッキ」から一日のスタート。絶景を堪能したあとはトレッキングルートを散策。途中の「空中回廊」や「龍門天坑」で写真撮影や休憩を挟みつつ、昼過ぎには谷底まで降りて森の中でお弁当を広げるのも最高です。

午後は滝めぐりや小さな吊り橋もチャレンジ。夕方、紅葉や光に包まれた谷を堪能したら、ゲート近くのティーショップでのんびりお茶タイム。その後は涪陵市街地に戻り、地元グルメで旅の締めくくり。欲張りだけど充実間違いなしの一日です。

天気や気候に合わせた計画の立て方

山間部の大裂谷は、天気が変わりやすいのが特徴です。晴れた日はもちろん絶景ですが、霧や雨の日も幻想的な雰囲気になるので、それぞれの表情を楽しみましょう。出発前は現地の天気予報をこまめにチェックして、レインコートや滑りにくい靴で備えてください。

夏は日差しが強くなるため、帽子やサングラス、日焼け止めを忘れずに。森の中はひんやりするので、薄手の羽織や長袖もあると安心です。秋・冬は朝晩冷え込むことが多いので、防寒着やカイロを準備しましょう。

万が一天気が悪くても、地元の温泉施設やカフェ、博物館めぐりに切り替えて楽しむのもおすすめ。天候に合わせて臨機応変にプランを組み立てれば、不意のアクシデントも“良い思い出”になるはずです。

家族連れや一人旅にもぴったりの過ごし方

武陵山大裂谷は、家族旅行にも一人旅にもぴったりです。家族連れなら、スタンプラリー形式のガイドマップを使って谷の各スポットを回ったり、各種体験イベントに参加するのも楽しいです。子供向けのミニハイキングコースも整備されています。

一人旅の場合は、好きなタイミングで絶景スポットを回ったり、好きなだけ写真撮影や自然観察をする贅沢な時間が過ごせます。山の中で静かに自分と向き合ったり、地元カフェの「のんびりランチ」もおすすめ。気ままに予定を立てられるのがソロトラベルの醍醐味です。

グループ旅なら、お互い写真を撮り合ったり、グループ割引でアクティビティを楽しむのもアリ。現地で知り合った旅人と一緒に行動するのも良い体験になるかもしれません。どなたでも“自分スタイルの旅”が叶えられる場所です。

6. 宿泊と施設

オススメの宿泊施設

大裂谷周辺には宿泊施設も充実してきています。山間のエコロッジや民宿から、リゾートタイプのホテルまでチョイスも幅広いです。一番人気は、谷に面した部屋から絶景が楽しめるバルコニー付きのロッジ。朝のモヤや夕焼けを独り占めできてリフレッシュ間違いなし。

もう少しリーズナブルに泊まりたい方は、涪陵市街地に戻ってホテルやゲストハウスを利用する方法もあります。町のホテルは中国国内チェーンやローカルホテルが多く、清潔で設備も十分。スタッフも親切で、英語や簡単な日本語を話せる方もいるので安心です。

また、最近は「農家楽」と呼ばれる農家民宿が注目を集めています。地元の家庭料理やお茶体験ができ、田舎の素朴な暮らしを体感できるのが魅力。時間に余裕のある方は、ぜひ一泊して地元の人々とのふれあいも楽しんでみてください。

現地の便利な施設とサービス

大裂谷ゲート付近にはチケット売り場や観光案内所が整備されていて、地図やパンフレット、簡単な英語対応もあります。トイレや水飲み場も多いので安心して過ごせます。売店やカフェでは軽食や飲み物、簡単なお土産も購入可能です。

山歩きの途中には、所々に休憩所やベンチ、簡易トイレがあり、体力に自信のない方でも安心。急な怪我や体調不良時は、ゲート付近に救護ステーションも設置されています。また、無料Wi-Fiスポットや充電サービスも徐々に増えています。

現地スタッフはとても親切。困ったときは気軽に声をかけてみてください。電子決済も普及しているので、中国の決済アプリが使えれば買い物もスムーズ。中国語が不安な場合は、簡単なコミュニケーションアプリや翻訳アプリが役立ちます。

宿泊地周辺の観光情報

せっかく涪陵や武陵山大裂谷に泊まるなら、周辺の観光も楽しみたいですよね。まず外せないのが「涪陵榨菜文化博物館」。漬物の歴史や発展が学べるユニークなミュージアムで、試食や体験コーナーも充実しています。

また、涪陵の市街地には歴史的な街並みや小さな寺院、ローカル市場も点在。夜市は食べ歩きや買い物が楽しく、地元住民の生活を体感できます。グルメ好きは夕食に四川料理の専門店で火鍋や小皿料理を堪能しましょう。

アクティブ派なら、武陵山エリアでのサイクリングツアーや、近くの温泉地訪問もおすすめ。自然と文化、歴史、それぞれの顔を持つ涪陵エリアをじっくり楽しんでみてください。

7. 旅の準備

必要な持ち物リスト

大裂谷を思い切り楽しむために必携の持ち物は、まず歩きやすい靴。トレッキングシューズやスニーカーがおすすめです。天候用にレインコートや折りたたみ傘、急な気温変化に対応できるウインドブレーカーなども準備しておきましょう。

日焼け対策グッズ(帽子・サングラス・日焼け止めクリーム)、虫除けスプレー、飲み物ボトルや携帯おやつも便利です。山歩き中は手が空くよう、リュックサックが役に立ちます。カメラ愛好家はレンズやバッテリー、予備のメモリーカードも忘れずに。

また、スマートフォンに翻訳アプリやオフライン地図アプリ(百度地図、MAPS.MEなど)をインストールしておくと現地で安心。健康保険証やパスポートのコピーも持参しましょう。環境に配慮したゴミ袋や携帯トイレもあると、より快適な旅になります。

安全に楽しむためのポイント

中国の大自然の中を歩くときは、まず自分の体力やペースに合わせて無理のない計画を立てることが大切です。崖沿いの道は手すりも整備されていますが、転倒や滑落には十分な注意を。特に雨の日は足元が滑りやすいので、靴や服装で安全を確保しましょう。

もし万が一の怪我や体調不良の時には、早めに周囲の人やガイド、救護所に相談を。中国の観光地は医療対応も進んでいますが、日本語対応は期待できません。保険会社の連絡先や緊急時の中国語フレーズをメモして持参すると安心です。

また、Wi-Fiが切れる場所も多いので、友人や家族とこまめに連絡したり、万が一のために現地の携帯番号をゲットしておくのも良いでしょう。貴重品は小分けにして肌身離さず持ち歩くことも忘れずに!

お役立ち情報とアプリ

現地旅行の強い味方になるのが、中国の便利なアプリたち。翻訳には「百度翻訳」や「Google翻訳オフラインモード」を、移動には「百度地図」「高徳地図」などの地図アプリが必須です。計画前には「馬蜂窩」や「大衆点評」といった口コミ・レビューサイトで現地レストランや観光情報もチェックしておくと失敗しにくいです。

お会計は従来の現金でもOKですが、「Alipay(支付宝)」や「WeChat Pay(微信支付)」など中国の電子決済も重宝します。日本のクレジットカードだけでいい場合もありますが、現地でのチャージや両替についても事前にリサーチしておきましょう。

SNS投稿にはVPNが必要になる場合が多いので、旅行前にVPNアプリのダウンロードも忘れずに。加えて、現地で電波が繋がらなくなった時用にオフライン地図を準備しておくと本当に安心。準備のちょっとしたひと手間が快適な旅の決め手です。

8. おわりに

旅の思い出を振り返る

重慶から足を伸ばして訪れる涪陵武陵山大裂谷。旅の終わりに振り返れば、まるで映画のような大自然の中でたっぷり息抜きした時間がよみがえります。壮大な谷の絶景も、地元で食べた野菜のおいしさも、ちょっとしたハプニングさえ良い思い出になるはず。

歩くたびに変化する渓谷の景色、現地で出会った温かな人々、写真を通して残した一瞬一瞬…。大裂谷の旅は、普段の生活では味わえないワクワク感でいっぱいです。スマホやカメラのアルバムを見ながら、ぜひ次の旅行のプランを夢見てください。

日本ではなかなか味わえないスリルや自然、そして素朴な田舎町の雰囲気が、きっとあなたの心に残る“宝物の旅”になるはずです。

次の冒険への誘い

一度重慶・涪陵武陵山大裂谷を訪れると、「中国にはまだまだ行きたい場所がたくさんだなあ」と感じるでしょう。自然好きやトレッキング派は、重慶周辺の他の断崖渓谷もリサーチしたくなるはずですし、都市と田舎を行き来する冒険の面白さに目覚める方も多いと思います。

また、重慶の夜景や火鍋巡り、ほかの郊外スポットとの組み合わせプランもオススメ。旅の回数を重ねるごとに異なる表情を発見できるのが、このエリアの魅力です。「また来たい」と思わせる力がここには確かにあります。

自由気ままな個人旅行も、友達や家族とのツアー参加も、どちらも違う面白さがあるので、ぜひ次回の旅先選びの候補にリストアップしてみてください!

読者へのメッセージ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。中国の雄大な大自然とローカル文化を体験したいなら、ぜひ一度、重慶・涪陵武陵山大裂谷へ。日本からのアクセスも思った以上に便利ですし、不安な部分も少しの準備でクリアできます。

旅行は知れば知るほど発見が増えていきます。この記事が、皆さんの次の旅を後押しするきっかけになれば嬉しいです。もし分からないことがあればSNS等で質問も大歓迎。皆さんの素敵な旅のエピソードも、ぜひシェアしてくださいね。

あなたの次の冒険が、ここ重慶・涪陵武陵山大裂谷で素晴らしい思い出になりますように。中国旅行の新たな一歩、ぜひ踏みだしてみてはいかがでしょうか!

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