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   上海のトイレ事情や公衆トイレの使い方は?

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上海のトイレ事情や公衆トイレの使い方について、日本人旅行者やビジネス訪問者がよく抱く疑問に答える形で、詳しく解説します。上海は中国最大の都市の一つであり、観光やビジネスで訪れる日本人も多いですが、トイレ事情は日本とは異なる点も多く、慣れておくと快適に過ごせます。この記事では、基本的な公衆トイレの利用方法から、清潔さの状況、トイレットペーパーの有無、スマホ決済の活用、女性用トイレの状況、バリアフリー対応、そしてトイレマナーまで幅広く紹介します。

上海の公衆トイレの基本的な状況

上海の公衆トイレは、観光地やショッピングモール、地下鉄駅、公共施設などに設置されています。数は比較的多いですが、場所によって清潔度や設備の充実度に差があります。特に観光地や大型商業施設内のトイレは比較的きれいに保たれていることが多いですが、路上や古いエリアのトイレは簡素なものもあります。

公衆トイレは男女別に分かれており、入り口には「男(男士)」や「女(女士)」の表示があるので迷うことは少ないでしょう。ただし、トイレの入り口に「免费(無料)」と「收费(有料)」の表示があることもあり、有料の場合は0.5元〜1元程度の料金がかかることがあります。料金は入口の係員に支払うか、最近はQRコード決済(支付宝や微信支付)で支払うケースも増えています。

トイレットペーパーの有無と持参のすすめ

上海の公衆トイレでは、トイレットペーパーが常備されている場所もありますが、必ずしも完備されているわけではありません。特に古い施設や路上の簡易トイレでは、トイレットペーパーが置いていないことも多いです。そのため、外出時にはポケットティッシュやトイレットペーパーを持ち歩くことを強くおすすめします。

また、トイレットペーパーは使い切りタイプの小分けパックが便利で、コンビニやドラッグストアで簡単に購入できます。日本のトイレットペーパーよりも薄いことが多いので、多めに持っておくと安心です。なお、トイレットペーパーがある場合でも、節約のために使いすぎないように注意する人も多いです。

トイレの種類と使い方の違い

上海の公衆トイレには、大きく分けて洋式トイレと和式トイレ(中国式トイレ)が混在しています。都市部の新しい施設やホテル、ショッピングモールでは洋式トイレが主流ですが、古い施設や郊外の公衆トイレでは和式トイレがまだ多く見られます。

和式トイレは日本のものと似ていますが、便座がなく、しゃがんで用を足すタイプです。使い慣れていないと戸惑うかもしれませんが、基本的にはしゃがんで用を足し、後ろの水を流すレバーやボタンを押して清掃します。洋式トイレでは日本と同様に座って使いますが、便座の温度調整機能やウォシュレットはほとんどありません。

公衆トイレの清潔度と衛生面の注意点

上海のトイレは全体として日本ほど清潔とは言えませんが、近年の都市整備や観光客増加に伴い改善が進んでいます。大型商業施設や観光地のトイレは比較的清潔で、清掃スタッフが常駐していることも多いです。一方で、古い公園や路上のトイレは清掃が行き届かず、臭いや汚れが気になることもあります。

衛生面で気をつけたいのは、トイレ内の床や便座の清潔さです。使う前にトイレットペーパーで便座を軽く拭く人もいます。また、手洗い場に石鹸やペーパータオルがないこともあるため、携帯用の除菌ジェルやウェットティッシュを持参すると便利です。水洗トイレの水流が弱い場合もあるので、流れにくいと感じたら追加で水を流すなどの工夫が必要です。

スマホ決済とトイレ利用の新しいスタイル

上海は中国の中でもスマホ決済が非常に普及している都市で、公衆トイレの利用料金支払いにも支付宝(Alipay)や微信支付(WeChat Pay)が使われることが増えています。入口にQRコードが掲示されており、スマホで読み取って支払う仕組みです。現金を持ち歩かなくても利用できるため、非常に便利です。

ただし、外国人観光客は中国の銀行口座を持っていない場合、スマホ決済アプリの登録やチャージが難しいことがあります。その場合は現金を用意しておくか、無料のトイレを利用するのがおすすめです。最近は外国人向けにスマホ決済の利用方法を説明する案内も増えてきています。

女性用トイレの状況と注意点

女性用トイレは男性用よりも混雑しやすい傾向があります。特に観光地やショッピングモールのピーク時間帯は行列ができることもあります。女性用トイレにはおむつ替え台や授乳室が設置されている場所もありますが、まだまだ数は限られています。

また、女性用トイレではトイレットペーパーの補充が早くなくなることもあるため、ポケットティッシュの持参は必須です。トイレ内にゴミ箱が設置されていることが多く、使用済みの生理用品はゴミ箱に捨てるのが一般的です。日本のようにトイレに流すのは避けましょう。

バリアフリー対応と多様なニーズへの配慮

上海の大型施設や新しい公共トイレでは、車椅子対応のバリアフリートイレが設置されていることが増えています。入口に車椅子マークがあり、広めのスペースや手すりが備えられています。高齢者や身体に障害のある方も利用しやすい環境づくりが進んでいます。

ただし、古い施設や路上の簡易トイレではバリアフリー対応が不十分な場合もあるため、必要な場合は事前に施設の情報を確認するとよいでしょう。多目的トイレがある場所もあり、子連れの家族や介助が必要な人にも配慮されています。

トイレマナーと注意点

上海のトイレマナーは基本的に日本と似ていますが、いくつか注意点があります。まず、トイレ内での写真撮影は禁止されていることが多いので、マナーを守りましょう。トイレットペーパーは節約のために使いすぎないように心がける人が多いです。

また、トイレの水を流す際には、流し忘れがないように注意しましょう。便座の上に靴を乗せるなどの行為はマナー違反です。トイレを利用した後は、できるだけ手を洗い、除菌ジェルを使うなど衛生面に気をつけることが大切です。

トイレ以外の関連情報:上海の衛生環境と快適な過ごし方

上海は大都市であるため、公共の衛生環境は全体的に整備されていますが、場所によっては空気の汚れやゴミの散乱が気になることもあります。トイレ以外でも、飲食店や公共施設での衛生状況に注意し、手洗いや消毒をこまめに行うことが健康維持に役立ちます。

また、上海の地下鉄やバスなど公共交通機関は整備されており、駅構内にはトイレが設置されています。乗り換えの際にトイレを利用するのも便利です。旅行中はトイレの場所を事前に調べておくと安心です。

参考サイトと情報源

上海のトイレ事情は日本とは異なる点が多いですが、基本を押さえておけば快適に利用できます。ポケットティッシュの持参やスマホ決済の準備、マナーの理解などを心がけて、上海滞在をより快適に過ごしてください。

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