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   ヒマラヤ美術館 (喜玛拉雅美术馆)

上海は、近代的な都市景観と伝統的な文化が見事に融合した魅力的な都市です。その中でも、アートやデザインに興味がある方にぜひ訪れてほしいのが「ヒマラヤ美術館」です。ここは、現代アートの最先端を体感できるだけでなく、建築そのものも一つの芸術作品のような存在感を放っています。この記事では、ヒマラヤ美術館の基本情報から見どころ、周辺の観光スポットや訪問時のヒントまで、詳しくご紹介します。上海旅行の計画にぜひ役立ててください。

目次

1. ヒマラヤ美術館ってどんなところ?

ヒマラヤ美術館の基本情報

ヒマラヤ美術館(Himalayas Museum)は、上海の浦東新区に位置する現代アートの拠点です。2005年に設立され、2012年に現在の場所に移転しました。中国国内外の現代アートを中心に、絵画、彫刻、インスタレーション、映像作品など多彩なジャンルの作品を展示しています。美術館の運営母体は上海ヒマラヤ美術館財団で、非営利の文化施設として、アートの普及と交流を目指しています。

この美術館は、単なる展示スペースにとどまらず、アート教育やワークショップ、講演会なども積極的に開催しています。子どもから大人まで幅広い世代がアートに親しめるようなプログラムが充実しているのも特徴です。また、国内外の著名なアーティストとのコラボレーションや、国際的なアートイベントの開催地としても知られています。

ヒマラヤ美術館は、上海のアートシーンを牽引する存在として、地元の人々だけでなく、観光客やアート愛好家にも高く評価されています。訪れるたびに新しい発見があり、何度でも足を運びたくなる場所です。

アクセス方法と立地の魅力

ヒマラヤ美術館は、上海の浦東新区にある「ヒマラヤセンター」内に位置しています。最寄り駅は地下鉄2号線の「世紀公園駅」または「上海科技館駅」で、どちらの駅からも徒歩10分ほどでアクセス可能です。市内中心部からもアクセスしやすく、観光の合間に立ち寄るのにも便利な立地です。

周辺には、上海科技館や世紀公園といった人気の観光スポットが点在しており、アート鑑賞の前後に自然や科学、ショッピングも楽しめます。また、浦東新区は近年急速に発展しているエリアで、近未来的な高層ビル群やおしゃれなカフェ、レストランも多く、散策するだけでもワクワクするエリアです。

ヒマラヤ美術館が入っているヒマラヤセンター自体も、ショッピングモールやホテル、レストラン、劇場などが集まる複合施設です。美術館を訪れた後に、ショッピングやグルメも楽しめるのが大きな魅力です。観光の拠点としても非常に便利な場所にあります。

開館時間や入場料について

ヒマラヤ美術館の開館時間は、通常10:00から18:00までです(最終入場は17:30)。ただし、特別展やイベント開催時には開館時間が変更される場合もあるので、公式ウェブサイトで最新情報を確認することをおすすめします。月曜日は休館日となっていることが多いので、訪問前にチェックしておきましょう。

入場料は、常設展と特別展で異なります。常設展は大人で約60元(約1,200円)、学生やシニアは割引料金が適用されます。特別展の場合は内容によって料金が変動し、人気の展覧会では100元(約2,000円)を超えることもあります。チケットは当日窓口でも購入できますが、週末や祝日は混雑するため、事前にオンラインで予約しておくと安心です。

また、ヒマラヤ美術館では年間パスポートやファミリーチケットなど、お得なチケットプランも用意されています。頻繁に訪れる方や家族連れには特におすすめです。入場時には荷物検査があるため、持ち込み禁止の物品などにも注意しましょう。

2. 建築とデザインのユニークさ

世界的建築家による設計

ヒマラヤ美術館の建物は、世界的に有名な中国人建築家、マ・ヤンソン(馬岩松)率いるMADアーキテクツによって設計されました。彼は「未来都市」や「有機的建築」をテーマにした斬新なデザインで知られており、ヒマラヤ美術館もその代表作の一つです。建物全体がアート作品のような存在感を放ち、訪れる人々を圧倒します。

マ・ヤンソンは、自然と都市、伝統と現代を融合させる独自の建築哲学を持っています。ヒマラヤ美術館のデザインにもその思想が色濃く反映されており、建物の曲線や空間の使い方が非常にユニークです。外観だけでなく、内部空間も訪れる人の感性を刺激するような工夫が随所に施されています。

この美術館は、建築そのものが一つの「体験型アート」となっており、アートファンだけでなく建築好きにも大きな魅力となっています。建物の細部にまでこだわりが感じられ、写真を撮るだけでも十分に楽しめるスポットです。

近未来的な外観と内部空間

ヒマラヤ美術館の外観は、まるで未来都市のランドマークのような印象を与えます。白を基調とした有機的な曲線が特徴的で、建物全体が波のようにうねるデザインとなっています。この独特なフォルムは、自然の山脈や雲をイメージして設計されたもので、都市の中に自然のエネルギーを取り込むというコンセプトが込められています。

内部空間も非常に開放的で、天井が高く、自然光がたっぷりと差し込む設計になっています。展示スペースは広々としており、作品一つひとつがゆったりと配置されているため、落ち着いて鑑賞することができます。また、館内には吹き抜けやガラス張りのエリアも多く、どこにいても明るく心地よい雰囲気が漂っています。

さらに、展示室ごとに異なるテーマや雰囲気が演出されており、訪れるたびに新鮮な驚きがあります。建物の中を歩くだけでも、まるでアートの世界を旅しているような感覚を味わえるのがヒマラヤ美術館の大きな魅力です。

周辺エリアとの調和

ヒマラヤ美術館は、周辺の都市景観と見事に調和しています。浦東新区は高層ビルが立ち並ぶ近未来的なエリアですが、美術館の有機的なデザインがその中でひときわ目を引きます。建物の曲線や白い外壁は、周囲のガラス張りのビル群と美しいコントラストを生み出しています。

また、美術館が入っているヒマラヤセンターは、ショッピングモールやホテル、劇場などが集まる複合施設です。アートと商業、文化とエンターテインメントが一体となった空間は、訪れる人々に多様な体験を提供しています。美術館の周囲には緑地や広場も整備されており、都会の中でほっと一息つける場所となっています。

ヒマラヤ美術館の建築は、単に目立つだけでなく、周辺環境とのバランスを大切にしています。都市の喧騒の中にありながら、自然やアートのエネルギーを感じられる空間は、上海ならではの魅力と言えるでしょう。

3. 見どころと魅力

現代アートの多彩なコレクション

ヒマラヤ美術館の最大の魅力は、何と言ってもその多彩な現代アートコレクションです。中国国内外の著名なアーティストによる絵画、彫刻、写真、映像作品など、ジャンルを問わず幅広い作品が展示されています。特に中国現代アートの最前線を体感できる場所として、アートファンから高い評価を受けています。

コレクションの中には、伝統的な中国美術と現代的な表現を融合させた作品も多く、東洋と西洋、過去と未来が交錯する独特の世界観が広がっています。アーティストの個性やメッセージが強く感じられる作品が多く、鑑賞するたびに新しい発見があります。

また、ヒマラヤ美術館は若手アーティストの発掘や支援にも力を入れており、これからのアートシーンを担う新進気鋭の作家たちの作品にも出会えます。常設展だけでなく、企画展やコラボレーション展も頻繁に開催されているため、何度訪れても飽きることがありません。

期間限定の特別展

ヒマラヤ美術館では、年間を通じてさまざまな特別展が開催されています。これらの特別展は、国内外の有名アーティストやテーマに焦点を当てたもので、毎回多くの来場者で賑わいます。特別展の内容は非常にバラエティ豊かで、現代アートだけでなく、写真展やデザイン展、インスタレーション展なども開催されています。

特別展の魅力は、普段はなかなか見ることのできない貴重な作品や、アーティスト本人によるライブパフォーマンス、トークイベントなどが楽しめる点です。展覧会ごとに展示空間の演出も大きく変わるため、訪れるたびに新鮮な体験ができます。

また、特別展の期間中は関連グッズや限定メニューが登場することもあり、アート鑑賞以外の楽しみも充実しています。公式ウェブサイトやSNSで最新の展覧会情報をチェックして、気になる展示があればぜひ足を運んでみてください。

インタラクティブな体験型展示

ヒマラヤ美術館では、見るだけでなく「体験する」アートにも力を入れています。インタラクティブな体験型展示は、子どもから大人まで楽しめる内容が盛りだくさんです。例えば、来場者が作品の一部となって参加できるインスタレーションや、デジタル技術を駆使した映像体験など、五感を使ってアートを感じることができます。

体験型展示は、アートにあまり詳しくない方や小さなお子様連れのファミリーにも大人気です。作品に触れたり、動かしたりできる展示も多く、アートの世界をより身近に感じられるのが魅力です。写真撮影がOKな展示も多いので、思い出に残る一枚を撮ることもできます。

また、ワークショップやアートイベントも定期的に開催されており、実際に作品作りにチャレンジできる機会もあります。アートを「見る」だけでなく「体験する」ことで、より深く作品の魅力を味わうことができるでしょう。

カフェやショップでの楽しみ

ヒマラヤ美術館には、アート鑑賞の合間にひと息つけるカフェや、オリジナルグッズが揃うショップも併設されています。カフェでは、こだわりのコーヒーや軽食、デザートなどが楽しめ、アートな空間でゆったりとした時間を過ごすことができます。窓からは美術館のユニークな建築や周辺の景色を眺めることもでき、リラックスしたひとときを演出してくれます。

ショップでは、展覧会限定のグッズやアーティストとのコラボ商品、アートブック、ポストカードなどが販売されています。お土産や記念品としてはもちろん、自分用にお気に入りのアイテムを見つけるのも楽しいひとときです。アート好きな友人や家族へのプレゼントにもぴったりです。

また、カフェやショップは美術館の入場チケットがなくても利用できる場合が多いので、気軽に立ち寄ることができます。アート鑑賞の後に、カフェで感想を語り合ったり、ショップでお気に入りのグッズを探したりするのも、ヒマラヤ美術館ならではの楽しみ方です。

4. ヒマラヤ美術館での過ごし方

おすすめの鑑賞ルート

ヒマラヤ美術館を訪れたら、まずは1階のエントランスホールからスタートしましょう。広々としたロビーには、建築の美しさを感じられるスポットが点在しています。ここで館内マップを手に入れ、展示の全体像を把握してから鑑賞を始めるのがおすすめです。

常設展は2階や3階に配置されていることが多く、順路に沿って進むと自然と全体を回れるようになっています。まずは現代アートのコレクションをじっくり鑑賞し、気になる作品があればメモを取ったり、写真を撮ったりして楽しみましょう。途中で疲れたら、カフェでひと休みするのも良いリフレッシュになります。

特別展や体験型展示は、時期によって場所が変わることもあるので、事前に公式サイトや館内案内でチェックしておくとスムーズです。最後にショップでお土産を選びながら、アートの余韻に浸るのもおすすめの過ごし方です。

写真スポットとSNS映えポイント

ヒマラヤ美術館は、建物自体がフォトジェニックなスポットとしても人気です。外観の曲線美や、館内の吹き抜け空間、ガラス張りのエリアなど、どこを切り取っても絵になる場所がたくさんあります。特にエントランス前や、階段、展示室の大きな窓際はSNS映えする写真が撮れると評判です。

展示作品の中にも、写真撮影が許可されているものが多くあります。インタラクティブな体験型展示や、カラフルなインスタレーションは、思わず写真を撮りたくなるポイントです。友人や家族と一緒に記念撮影を楽しむのも良い思い出になります。

また、美術館の周辺にもおしゃれなカフェやショップが点在しているので、アートな雰囲気の写真を撮り歩くのもおすすめです。訪問の際は、スマートフォンやカメラを忘れずに持参しましょう。

ファミリーやカップル向けの楽しみ方

ヒマラヤ美術館は、ファミリーやカップルにもぴったりのスポットです。子ども向けのワークショップや体験型展示が充実しているため、家族みんなでアートを楽しむことができます。小さなお子様でも参加できるプログラムが用意されているので、初めての美術館体験にもおすすめです。

カップルで訪れる場合は、ゆったりとした空間でアートを鑑賞しながら、感想を語り合うのも素敵な時間です。カフェでのんびり過ごしたり、ショップでお揃いのグッズを選んだりするのも、思い出作りにぴったりです。特別展やイベントに合わせてデートプランを立てるのも楽しいでしょう。

また、ヒマラヤ美術館はバリアフリー対応も進んでおり、ベビーカーや車椅子でも安心して利用できます。家族連れやカップル、友人同士など、さまざまなシーンで楽しめるのがこの美術館の大きな魅力です。

5. 周辺の観光スポットもチェック!

上海の他の美術館・博物館

ヒマラヤ美術館を訪れたら、ぜひ上海の他の美術館や博物館にも足を運んでみてください。例えば、上海博物館は中国古代の美術品や歴史的な遺物が豊富に展示されており、伝統文化に触れたい方におすすめです。人民広場の近くにあり、アクセスも便利です。

また、上海当代芸術館(MOCA Shanghai)は、現代アートに特化した美術館で、国内外のアーティストによる斬新な作品が楽しめます。建物自体もガラス張りの近未来的なデザインで、アート好きにはたまらないスポットです。

さらに、上海自然博物館や上海科技館など、子どもから大人まで楽しめる施設も充実しています。美術館巡りをしながら、上海の多彩な文化や歴史に触れる旅を満喫してみてはいかがでしょうか。

近隣のショッピング&グルメスポット

ヒマラヤ美術館がある浦東新区は、ショッピングやグルメも充実しています。美術館が入っているヒマラヤセンター内には、ファッションブランドや雑貨店、レストラン、カフェが多数揃っており、アート鑑賞の合間にショッピングや食事を楽しむことができます。

近くには大型ショッピングモール「正大広場」や「上海環球金融中心」などもあり、最新のトレンドアイテムやお土産探しにもぴったりです。レストランでは中華料理はもちろん、和食やイタリアン、カフェメニューなど多国籍なグルメが楽しめます。

また、浦東エリアは夜景スポットとしても有名で、黄浦江沿いのレストランやバーからは、上海の美しい夜景を眺めながら食事を楽しむことができます。アートとグルメ、ショッピングを一度に満喫できるのがこのエリアの魅力です。

アート散策にぴったりのエリア紹介

ヒマラヤ美術館周辺は、アート散策にも最適なエリアです。近くには世紀公園があり、広大な緑地でリラックスした時間を過ごすことができます。公園内にはアート作品や彫刻も点在しており、自然とアートが融合した空間を楽しめます。

また、浦東新区にはアートギャラリーやデザインショップも多く、街歩きをしながらさまざまなアートに出会うことができます。特に週末にはアートイベントやマーケットが開催されることもあり、地元のクリエイターやアーティストと交流するチャンスもあります。

さらに、少し足を伸ばせば、外灘(バンド)や新天地といった歴史的なエリアにもアクセス可能です。近代建築やレトロな街並みを楽しみながら、アートと歴史の両方を味わうことができるのが上海の魅力です。

6. 旅のヒントと注意点

チケット予約や混雑状況

ヒマラヤ美術館は人気のスポットのため、特に週末や祝日は混雑することが多いです。スムーズに入館したい場合は、公式ウェブサイトやチケット販売サイトで事前にチケットを予約しておくのがおすすめです。QRコード付きの電子チケットなら、当日はスマートフォンを提示するだけで入場できます。

特別展や人気イベントの開催時は、入場制限がかかることもあります。事前に混雑状況をチェックし、できれば平日や午前中の早い時間帯に訪れると、ゆったりと鑑賞できます。また、団体での利用やワークショップ参加の場合は、事前予約が必要なこともあるので注意しましょう。

チケットの払い戻しや変更については、購入時の規約をよく確認しておくことが大切です。急な予定変更にも対応できるよう、柔軟なプランを立てておくと安心です。

訪問時のマナーや注意事項

美術館を訪れる際は、作品や展示物に触れないようにしましょう。インタラクティブな展示以外は、基本的に「見るだけ」がルールです。また、館内では静かに鑑賞し、他の来場者の迷惑にならないよう心がけましょう。特に子ども連れの場合は、走り回ったり大声を出したりしないよう注意が必要です。

写真撮影が許可されている展示もありますが、フラッシュや三脚の使用は禁止されていることが多いです。撮影可能なエリアや作品には表示があるので、ルールを守って楽しみましょう。また、飲食物の持ち込みや館内での飲食は原則禁止です。カフェや指定エリアでのみ飲食を楽しんでください。

さらに、荷物はロッカーに預けるか、最小限にまとめて持ち歩くのがおすすめです。大きなバッグや傘などは持ち込みが制限される場合があります。快適に鑑賞できるよう、事前に準備しておきましょう。

おすすめの持ち物と服装

ヒマラヤ美術館を快適に楽しむためには、動きやすい服装と歩きやすい靴がおすすめです。館内は広く、展示をじっくり見て回ると意外と歩く距離が長くなります。特に階段や吹き抜けエリアも多いので、ヒールの高い靴よりもスニーカーやフラットシューズが便利です。

また、スマートフォンやカメラは必携アイテムです。写真撮影が許可されている展示やフォトスポットで、思い出に残る一枚を撮影しましょう。充電器やモバイルバッテリーも持参しておくと安心です。

季節によっては館内の空調が効いているため、羽織ものやストールがあると快適に過ごせます。雨の日や暑い日でも、館内は快適な環境が整っているので、天候を気にせずアート鑑賞を楽しめます。必要に応じて、エコバッグや小さな水筒も持参すると便利です。


ヒマラヤ美術館は、上海の現代アートシーンを象徴するスポットであり、建築やデザイン、展示内容、周辺環境まで、あらゆる面で訪れる人を魅了します。アート好きはもちろん、初めて美術館を訪れる方や家族連れ、カップルにもおすすめの場所です。上海旅行の際は、ぜひヒマラヤ美術館で特別なアート体験を楽しんでみてください。

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