厦門と言えば、美しい海岸やグルメで有名な観光都市ですが、そのなかでも最近、若い旅人やカップル、家族連れから熱い視線を集めているスポットが「曾厝垵(ツェンツァアン)」です。異国情緒たっぷりな雰囲気と、かわいらしいお店やカフェ、アートに溢れる路地裏、それに加えて新鮮な海鮮や、ここだけの食べ歩きグルメも楽しめるとあって、厦門旅行には外せない注目エリアです。そんな曾厝垵の魅力を、たっぷりご紹介します。この記事を読んだら、きっとあなたも曾厝垵を散策したくなるはず!
1. 曾厝垵ってどんなところ?
歴史と成り立ち
曾厝垵は、もともと小さな漁村として生まれた場所です。「垵」という字は独特ですが、これは地元で海辺の入り江や小さな湾を意味しています。10数年前まで、ここは厦門島の南側にひっそりと残る、地元の人々が暮らす静かな集落でした。かつては、漁師たちが毎朝船を出し、港町ならではの素朴な景色が広がっていました。
しかし近年、個性的なカフェやショップが少しずつ増え始め、若者たちがこの独特の景観に惹かれて集まるようになりました。古い民家をリノベーションしたり、壁画やアート作品を取り入れたりと、独自の進化を続けています。その過程で、観光客にも知られるようになり、厦門の一大観光スポットとして脚光を浴びるようになりました。
今では、曾厝垵には“アート村”とも呼べるほど様々なギャラリーやアートショップ、雑貨屋が軒を連ね、元漁村の面影と現代のセンスが融合する特別な空気感を生み出しています。ノスタルジックな雰囲気を味わいたい人にも、新しい刺激を求める人にもおすすめのスポットです。
地元の人々の暮らし
曾厝垵では今も地元の人々が日常生活を送っており、観光地でありながら、生活感があるところが大きな魅力です。朝早くに路地を歩くと、海鮮市場や八百屋に野菜を買いに来るおばあちゃん、庭先でおしゃべりをするおじいさん、学校へと元気に駆けていく子どもたちの姿が見られます。生活と観光がうまく調和し、穏やかな日常風景が垣間見られるのも、この町ならでは。
また、この地域に住む人々はとても親切で、人懐っこいのも特徴です。迷路のような小道で道に迷ったとき、「こんにちは、どこへ行きたいの?」と気さくに声をかけてくれることもしばしばです。言葉が分からない観光客にも、親切に身振り手振りで案内してくれる人も多く、温かさを感じられるでしょう。
一方で、若者が多く集まる活気ある場所でもあり、新しいビジネスやイベント、ワークショップなども盛んです。地元の文化や人々に出会いたいなら、こじんまりしたカフェや小さな八百屋、民宿で地元の人と会話してみるのもおすすめです。厦門の日常を肌で感じたい人にピッタリです。
アクセス方法
曾厝垵は、厦門の中心地からアクセスしやすい場所にあります。厦門駅や厦門北駅からはバスやタクシーを利用できますが、観光客には便利なBRT(厦門の専用レーンを走るバス)が人気です。BRTの「曾厝垵」駅で下車すれば、そこから徒歩数分でメインストリートに到着します。現地では案内板が充実しているので、迷う心配もありません。
空港(厦門高崎国際空港)からも30分ほどで到着できるため、到着後そのまま立ち寄る人も多いです。ちなみに、厦門市区からはシェア自転車も利用できるので、休日などは海沿いをサイクリングしつつ曾厝垵に立ち寄るのもおすすめです。適度な距離感で、気軽に楽しめます。
さらに、人気観光地の鼓浪嶼(コロンス島)や厦門大学からも近いため、他の観光地とセットで回る人が多いです。観光専用のバスも運行していて、乗り放題パスを利用すれば効率よく巡ることができます。アクセスの良さも、曾厝垵の人気の理由のひとつです。
2. 街歩きが楽しい理由
迷路のような小道
曾厝垵の最大の魅力のひとつは、細く曲がりくねった小道が入り組む“迷宮具合”です。まるでヨーロッパの古い町並みのように、迷路のような路地裏が広がり、どこに行っても新しい発見があります。一歩路地に入れば、表通りとはまったく異なる表情を見せてくれます。
歩いていると、行き止まりに出くわしたり、思いがけないおしゃれな店や隠れ家的カフェに出会えたりと、まさに“歩く冒険”が楽しめます。地図を見ながら歩くのもいいですが、たまにはアプリも閉じて、気の向くままに歩いてみるのも面白いですよ。予想もしなかった景色や、地元の猫たちとのふれあいも待っています。
観光客が道に迷ってしまうこともありますが、それも含めて曾厝垵散策の醍醐味です。狭い石畳の道の先に新しいカフェや雑貨屋を見つけたり、突然開けた広場でプチイベントが開催されていたり、路地裏ならではの驚きがたくさんあるのです。ひとつひとつの角や小道が新しいストーリーを持っていて、歩くたびに「次は何があるかな?」とワクワクできます。
カラフルな建物と壁画
曾厝垵を歩くときにまず目に飛び込んでくるのが、個性的でカラフルな建物や壁画の数々です。ピンクやブルー、グリーンなど色鮮やかな外壁の家々が並び、それぞれにアーティストの手による壁画やイラスト、ポップな看板があります。インスタ映えスポットを探している人にもぴったりです。
壁画には、地元の暮らしや海の生き物を描いたもの、厦門らしい南国風の花や動物、それにメッセージ性のあるアート作品など、種類も様々です。建物の角ごとに異なる雰囲気で、アートギャラリーを歩いているかのような気分を味わえます。写真好きの方なら、シャッターを切る手が止まらなくなるはず!
また、カラフルな建物は元々の伝統的な漁村の家屋をリノベーションしたものが多く、古いレンガや木材が使われていることもあります。そのレトロ感とポップな色使いが絶妙にミックスされ、不思議な魅力を放っています。おしゃれでかわいい街並みは、散策するだけで元気をもらえますよ。
おしゃれなカフェやショップ
曾厝垵といえば、個性的でスタイリッシュなカフェやショップの充実ぶりも外せません。小さな路地裏まで、センスあふれるコーヒーショップやティーハウス、ハンドメイド雑貨やアパレルのお店が軒を連ねています。おしゃれ好きには、まるで宝探しのような体験ができるでしょう。
特に最近は、“地元アート”や“地元クリエイター”をテーマにしたショップが注目されています。オリジナルデザインのアクセサリーやイラスト雑貨、小物など、ここでしか手に入らないアイテムも多く、お土産探しにもぴったりです。どのお店もオーナーのこだわりやストーリーがあり、ちょっと話しかけるだけで新しい発見があります。
カフェでは、地元食材を生かしたスイーツやドリンクはもちろん、屋上テラスや中庭付きのお店も多いです。海を臨む席でのんびりコーヒーを飲んだり、おしゃれなアンティーク家具に囲まれて過ごしたりと、特別なカフェタイムを満喫できます。おしゃれなだけでなく、地元の人との交流や新しい出会いが生まれる場所でもあるのです。
3. 見どころ
文青路と個性派雑貨店
“文青路”は、曾厝垵のなかでも特に人気の高い通りです。文青とは、“文化系のおしゃれな若者”を意味する中国語スラング。ここには、そんな“文青”たちが集まる個性的な雑貨屋やカフェ、アートギャラリーがずらり。手作りアクセサリーやTシャツ、オリジナルポストカード、おしゃれな文房具まで、どれも心くすぐる品物ばかりです。
この通りの雑貨店は、セレクトのセンスが抜群。中国の伝統的なデザインに現代風のポップさをミックスした商品や、“厦門らしさ”をテーマにしたグッズも多いです。旅の記念や友人へのギフト、自分用のお土産にもぴったり。店員さんに話しかけてみると、ひとつひとつのアイテムにまつわるストーリーを教えてくれることもあります。
また、通り沿いでは不定期でマーケットや手作り市などのイベントも開かれ、地元アーティストと直接交流できるチャンスも。眺めるだけでも楽しいですが、勇気を出してお気に入りを見つけてみてはいかが?自分だけの“厦門の思い出”がきっと見つかります。
曾厝垵天后宮
曾厝垵でひときわ存在感を放つのが「曾厝垵天后宮」。これは媽祖(まそ)という海の女神を祀ったお寺で、海辺の町ならではのパワースポットです。媽祖信仰は福建省一帯で非常に厚く、漁師や航海者の安全と繁栄を祈願するための大切な場所とされています。
天后宮は、豪華な装飾と色鮮やかな彫刻、赤い提灯が印象的な伝統的建築。境内に入ると、ほのかな線香の香りとともに、どこか厳かな雰囲気に包まれます。こぢんまりしたお寺ながら、旅の安全や健康、家族の無事を祈る地元の人や観光客でいつも静かに賑わっています。
また、ここでは年に数回、媽祖にまつわるお祭りやセレモニーも開かれます。その時期に訪れると、地元の伝統芸能やパフォーマンスが間近で見られることも。海とともに生きてきた町の歴史や信仰心を感じられる、とても特別な体験になるでしょう。
地元アーティストのギャラリー
曾厝垵は“アート村”と呼ばれるだけあって、小さなギャラリーやアトリエが点在しています。地元で活動するアーティストや、新進気鋭のクリエイターが創作した絵画やイラスト、写真、立体作品など、多彩なアートに触れられます。それぞれのギャラリーは個性的で、気軽に覗くことができます。
多くのギャラリーでは、アーティスト自身が在廊している時間帯もあり、直接話を聞くことができるのも嬉しいポイントです。アート志向の方でなくても、しばし日常を離れた心地よい時間に浸れるでしょう。アートに興味がない人も、その新鮮な感性に刺激を受けるかもしれません。
また、町を歩いていて突然小さなギャラリースペースやポップアップの展覧会に出会えるのも曾厝垵ならではです。入場無料の所も多いので、ちょっと立ち寄ってみるのもおすすめ。お気に入りの作品や作家に出会えば、思い出のアートピースを旅の記念にすることもできます。
夜のライトアップと屋台グルメ
曾厝垵の魅力は昼だけではありません。日が沈むにつれて、町にはカラフルなライトが灯り、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。ちょっとレトロな外灯や、カフェやショップのイルミネーションが路地を彩り、夜の散策が楽しくなります。フォトジェニックなスポットも増えるので、ぜひ夜の町歩きにも出かけてみましょう。
この時間帯には、にぎやかな屋台グルメも登場。路地のあちこちに、地元名物の小吃(おやつ)や手作りスイーツ、シーフードを使ったグルメの屋台が並びます。どれもカジュアルに楽しめるので、食べ歩き好きにはたまりません!友人とワイワイ盛り上がるのもよし、ひとりでゆっくり食べ歩くのも良いですよ。
夜の曾厝垵は、昼よりもさらに地元の生活感が色濃くなり、地元の人に混ざって屋台に並ぶのも旅の楽しさのひとつです。ライトアップされた建物や屋台のにぎわい、ちょっとした音楽イベントやパフォーマンスにふらっと遭遇することもあり、思いがけないワクワクがいっぱいです。
4. ここでしか味わえない美食
シーフード料理の名店
厦門といえばやっぱり海鮮グルメが有名です。曾厝垵でも、新鮮な魚介を使った絶品料理を楽しめるお店がたくさんあります。店頭の水槽から好きな魚や貝、エビを選んでその場で調理してもらえる「海鮮レストラン」はとても人気。旬の食材を使った料理は、東京ではなかなか味わえないものばかりです。
地元スタイルのエビチリや牡蠣オムレツ、炒め貝など、どれもシンプルな調理ながら素材の旨みがダイレクトに感じられます。特におすすめなのは“沙茶面(サーチャーメン)”。ピリ辛の沙茶醤風味スープに、たっぷりの海鮮とフォーのような麺が入っています。旅行サイトやSNSで必ず紹介されるのもうなずける味です。
海鮮は値段も手ごろで、ファミリーやグループなら大皿をシェアするのも楽しいですね。どのお店もオープンエアな席があったり、ちょっとカジュアルな雰囲気なので、気負わず入れます。注文が不安なときは、指差しや簡単な日本語・英語で伝えればOKなのでトライしてみて!
伝統スイーツやローカルフード
曾厝垵では、厦門や福建省ならではの伝統スイーツやローカルフードも豊富です。たとえば「花生湯(ピーナッツスープ)」は甘さ控えめの温かいスープで、小粒のピーナッツがホクホク。街歩きに疲れた時の休憩や、食後のデザートにぴったりです。
また、「福建焼餅」は表面がカリッと香ばしく、中には肉や野菜の餡がたっぷり。老舗の屋台で買い求めて熱々を頬張るのが醍醐味です。他にも、お米から作られたライスクレープ「春巻」や、ココナッツが香るスイーツ「椰子糕」(ヤシケーキ)など、バラエティ豊か。日本ではなじみが薄い味も多いので、ぜひ色々チャレンジしてみてください。
変わりダネとしては、「花草茶」や「手作りヨーグルト」なども人気です。ローカル食材を使った“見た目がかわいい”ドリンクやスイーツも多く、インスタ映えを狙う女子旅にもおすすめ。どれもテイクアウトOKなので、食べ歩きしながらお店を巡るのも楽しみの一つです。
人気の屋台グルメスポット
曾厝垵の夜を彩るのは、やっぱり屋台グルメ!路地の一角や広場には、様々な屋台が軒を連ねています。定番の「小吃」から、ちょっと変わった創作グルメ、大人気の串焼きまでとにかく目移り必至。地元の人も観光客も並ぶ人気グルメスポットばかりです。
オススメは「お肉の串焼き(羊肉串や牛串)」や、「煎餅果子(お好み焼きのような薄焼きクレープ)」、プリッとした食感がクセになる「シーフード団子」など。どれも一品10~20元程度とお財布にもやさしく、色々試してみたくなります。夜になると行列ができる屋台が増えるので、賑やかな雰囲気と一緒に食べ歩きを楽しみましょう。
屋台には、フレンドリーなおじさんやお姉さんが多いので、指差し注文でもOK。「これって何ですか?」と聞けば、笑顔で教えてくれますし、気になる屋台があればぜひ立ち寄ってみてください。ローカルに混ざって、地元の味を気軽に体験できるのが、旅の思い出をぐっと特別なものにしてくれます。
5. 体験してみたい文化とイベント
アートフェスティバル
曾厝垵は“アートの街”としても有名で、アートフェスティバルも盛んです。年に1回、地元と近隣エリアのアーティストが集まり、絵画・写真・彫刻・インスタレーションなどバラエティ豊かな作品が街中に展示されます。町全体がギャラリーとなり、訪れる人々をわくわくさせてくれます。
この時期は、路地裏の壁や建物にも特設展示が現れたり、オープンエアのライブペインティングや写真展など、さまざまなイベントが同時開催。普段は入れないアトリエやショップの裏側を見学できるギャラリーツアーなどもあり、アート好きにはたまらない機会です。個性あふれる作品に囲まれて、感性を刺激される時間が過ごせます。
また、子どもも楽しめるアートワークショップやスタンプラリーなど、観光客に開かれた参加型イベントも盛りだくさん。時期が合えば、ぜひ日程をチェックして訪れてみましょう。普段の曾厝垵とはまたちがう“お祭りモード”の町を体験できますよ。
地元伝統音楽とパフォーマンス
曾厝垵には、地元の伝統音楽やパフォーマンス文化も根付いています。週末や観光シーズンの夜、市場近くの広場やカフェのテラスでは、二胡や琵琶など中国伝統楽器の生演奏を聴けることも多いです。古き良き中国の音色が、町並みと絶妙にマッチしています。
また、ときには地元サークルの踊りや、伝統的なオペラのパフォーマンスも開催されます。色鮮やかなコスチュームや優美な動きに見惚れながら、ふと「遠い異国に来た!」と実感する瞬間です。パフォーマーとの距離感も近く、観客も一体になった和やかなイベントばかりなので、気軽に鑑賞できます。
カフェやバーでは、週替わりで地元ミュージシャンのライブイベントやオープンマイク、DJナイトなども。旅の途中でふらっと立ち寄り、地元の若者たちと音楽を楽しんで、思いがけない出会いや交流を楽しんでみましょう。
手作りワークショップ体験
曾厝垵では、オリジナルグッズを自分で作れる手作りワークショップも体験できます。陶芸や書道、ガラス細工、手染めなど、バリエーションが豊富。地元アーティストが丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心です。旅の思い出に、世界に一つだけの作品を作ってみませんか?
ワークショップの内容や所要時間はさまざま。20分程度でできるものから、1~2時間じっくり集中するものまで。旅行の合間のちょっとした時間にも、グループやファミリーで参加できるものも多数あります。自分だけのアクセサリーやトートバッグ、陶器の食器などを作れば、素敵な思い出とともに持ち帰ることができます。
言葉がわからなくても、先生やスタッフが親切にサポートしてくれます。中には日本語が話せるスタッフがいる体験教室も。旅の思い出だけでなく、作品作りを通じて地元の人や他の観光客と交流できるのも大きな魅力です。予約不要のワークショップも多いので、気軽に参加してみてください。
6. 旅のアドバイス
ベストシーズンとおすすめの時間帯
厦門は亜熱帯気候で一年を通して比較的温暖ですが、特におすすめなのは春と秋。3月~5月、9月~11月ごろは気温も湿度もほどよく、爽やかな青空と心地よい風を楽しめます。日本のゴールデンウィークや秋の連休にあわせて計画すると最高の旅になるでしょう。
夏は日差しがかなり強く、真昼はかなり暑くなるので、屋外を歩くなら午前中や夕方以降がおすすめです。逆に冬は、ダウンコートまでは要りませんが、コートや上着が必要な日もたまにあります。昼と夜で気温差があるため、重ね着しやすい服装がベストです。
また、曾厝垵は日中も賑やかですが、本当におすすめなのは夕暮れから夜。カラフルなライトアップや屋台グルメ、音楽イベントが繰り広げられる夜の雰囲気は格別です。日中にカフェや雑貨屋巡りを楽しみ、夕方からはライトアップされた風景を満喫するプランなら、きっと大満足間違いなし!
観光の際のマナーや注意点
曾厝垵は観光地であると同時に、地元の人々が暮らす普通の町です。早朝や深夜に大声で騒いだり、住民のプライベートなエリアに無断で入り込んだりするのはNG。また、写真撮影の際は、お店や人が写り込むときはひと声かけるのがマナーです。
人気の屋台やレストランでは行列ができることがありますが、並ぶときは前の人との距離をほどよく保ち、割り込みは絶対にせずにゆっくり待ちましょう。中国語が苦手な場合も、スマホの翻訳アプリやメモ、指差しで十分通じます。カジュアルな雰囲気なので心配しすぎなくても大丈夫。
また、厦門は他都市と比べて比較的治安が良く安心して歩ける街ですが、スリやひったくりには基本的な注意を。特に夜は人通りの少ない細道にはあまり入り込まないようにし、現金は最小限にしましょう。スマホ決済やWeChat Payも広く使えますが、日本円は現地ではそのまま使えないので、両替もお忘れなく。
おすすめの持ち物・服装
曾厝垵観光は街歩きが基本なので、歩きやすいスニーカーやサンダルは必須です。特に狭い石畳の小道が多いので、ヒールや革靴は避けましょう。日差しが強い日はサングラスや帽子、日傘があれば快適です。
夏場や春秋の晴れた日は、紫外線対策として日焼け止めも忘れずに。突然の雨に備えて、折りたたみ傘やレインコートもあると安心です。また、屋台やカフェでウォーターサーバーがない場合もあるので、ペットボトルの水を持参するのがおすすめ。
カジュアルな服装が基本ですが、夜間の冷え込みやエアコンの効いた店内に備えて、薄手のカーディガンやパーカーを持っておくと安心です。カメラやスマートフォンの充電器、モバイルバッテリーも忘れずに。充電スポットは意外と少ないので、自前で用意しましょう。
終わりに
いかがでしたか?厦門の曾厝垵は、現地の素朴な暮らしと新しいカルチャー、アート、グルメがぎゅっと詰まった、本当に魅力あふれる街です。大きな観光地とはまた違った、肩ひじ張らない気軽さと親しみやすさが旅人に人気の秘密。迷路みたいな小道や個性的なお店の数々、現地のおいしいグルメやアートイベントまで、何度行っても新しい発見がある場所です。
ぜひ一度、厦門観光の際は曾厝垵にも足を運んでみてください。ガイドブックやSNSだけじゃ伝わらない、リアルな地元の空気を感じて、新しい旅の思い出を作ってもらえたら嬉しいです。気取らず、自分のペースでのんびり街歩きしてみてくださいね!
次の中国旅行、「曾厝垵」の町歩き、絶対おすすめです!
