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   鷺江道(ろこうどう) (鹭江道)

厦門といえば、美しい海と異国情緒あふれる街並みで有名な観光都市。その中でも「鷺江道(ルージャンダオ)」は、地元の人にも観光客にも人気のスポットです。今回は、鷺江道で過ごす素敵な一日の楽しみ方や、見どころグルメ、お土産、周辺のおすすめ観光地まで、丁寧にご紹介します。のんびり歩ける散歩道が好きな方、歴史やカフェ巡りが好きな方、家族やカップルで訪れたい方も必見です。この記事を読めば、次の厦門旅行がもっと楽しみになるはず!

目次

1. 鷺江道ってどんなところ?

鷺江道の基本情報

鷺江道は厦門の中心部、海岸線沿いに位置する歴史あるストリートです。古くから外国との貿易で栄えたこのエリアは、異国情緒あふれる建築や路地が楽しめ、今でもその面影が残っています。全長は約1.5kmほどと散歩にもぴったりの長さ。海風を感じながら歩けるので、気持ちよく観光できます。

このエリアの最大の特徴は、近代中国の歴史と西洋文化の融合。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパ各国の領事館や企業の支店が立ち並び、今でもビクトリアン様式の歴史的建造物がそこここに。当時の面影を大切にしつつ、現代のおしゃれなカフェやショップも増えてきています。

また、鷺江道のすぐ向かいには、世界遺産で有名なコロンス島(鼓浪嶼)が見えます。海を見ながらのんびり過ごせるだけでなく、ローカルな雰囲気と観光地らしい賑やかさがうまく調和した、不思議な魅力のあるスポットです。

アクセス方法と交通手段

鷺江道へのアクセスはとても便利。厦門の中心地からタクシーなら10分ほどで到着します。公共交通機関を利用する場合、厦門BRT(バス・ラピッド・トランジット)の「中山路」駅や「第八市場」駅で降りて徒歩圏内。市内バスも複数路線が通っているので、どこからでもアクセスしやすいです。

もし厦門北駅や空港から直接向かう場合は、タクシーが一番手軽。空港からだと約30~40分、北駅からは40分~1時間ほど。アプリでタクシー配車も簡単なので、海外旅行者でも安心です。コロンス島へのフェリーターミナルがすぐ近くにあるため、観光の拠点としても便利。

また、徒歩好きの方なら、中山路や厦門大学から海沿いの道をゆっくり歩いて鷺江道へ向かうのもおすすめ。その途中にも名所や美味しいローカルグルメに出会えるかもしれません。レンタサイクルも増えているので、自転車移動もおすすめですよ。

周辺エリアの特徴

鷺江道の周辺エリアは、昔ながらの生活感と観光スポットのミックスが楽しいエリア。すぐ北には人気ショッピングストリートの「中山路歩行街」があり、ここではお土産や地元スイーツ、最新トレンドファッションまで一挙に楽しめます。ローカルフードの屋台も多く、朝ごはんや軽食にも困りません。

また、鷺江道から少し南に歩くと、厦門で有名な「鼓浪嶼フェリーターミナル」があります。ここからコロンス島行きのフェリーに乗れば、わずか数分で世界遺産の島へアクセス可能。海辺に並ぶカフェや、地元アーティストの小さなギャラリーも点在しています。

歴史ある街並みの中には、映画やドラマのロケ地として使われた場所も多く、町歩き中に「この景色、どこかで見たことがある!」と思うことも。喧騒のなかに落ち着きもある、歩いているだけで新しい発見があるエリアです。

2. 散策の楽しみ方

朝の鷺江道を歩く

朝の鷺江道はとても爽やか。海沿いの遊歩道は涼しい潮風が吹きぬけて、朝露に濡れるレンガ道がキラキラと輝きます。地元の人たちは早朝から太極拳やウォーキングを楽しんでいて、そののんびりした雰囲気を間近で感じることができます。喧噪が少ない時間帯に、じっくり街並みを眺めながら歩くと、普段は見過ごしてしまいそうな細かなディテールにも気づくことができますよ。

朝の光の中、昔ながらのアーケード街には豆乳や小籠包の朝食屋さんがそっと店を開けています。現地の人に混じって熱々の朝ごはんを味わいながら、活気ある一日のはじまりを感じるのも旅ならではの楽しみ方です。ほんのり甘い豆腐花や地元定番のネギ餅もおすすめ。朝早い時間は並ばずに地元グルメを堪能できるのも嬉しいですね。

朝の鷺江道の魅力は、景色だけではありません。歩いていると猫が日向ぼっこしていたり、年配の方が茶葉を天日干ししていたりと、生活の一コマを垣間見ることもできて、ほっこりした気持ちに。街の鼓動を感じながら、静かな時間を楽しみましょう。

地元のお店で味わうグルメ

鷺江道周辺には、厦門ならではのグルメがズラリ。ランチやおやつの時間には、ローカルの食堂やおしゃれなカフェ、昔ながらの茶館まで個性豊かなお店が揃っています。まずおすすめしたいのは、「沙茶麺(サーチャーメン)」。ピーナッツベースの特製スープに中華麺とたっぷりの具材が入っていて、一度食べたら虜になる味。路地裏の小さな食堂でも本格的なサーチャーメンが食べられます。

デザート好きなら、ぜひ地元のパティスリー「黄遠堂」で伝統のマンゴーケーキやタロイモを使ったお菓子に挑戦してみて。夏場はカフェで名物の「鷺江シーフードコールドヌードル」も人気。海の幸がたっぷり乗った一品で、暑い日にぴったりです。

また、散歩の途中でローカルカフェに立ち寄って、福建省産の高級茶を味わうのも鷺江道ならでは。ゆっくりとお茶を淹れて楽しむスタイルが多く、優雅なひとときを過ごせます。スタッフが丁寧に淹れ方を教えてくれるお店もあるので、言葉が通じなくても安心ですよ。

フォトスポットを探して

鷺江道は写真好きにもたまらないエリア。歴史ある欧風建築やレトロなカフェ、白い石畳の路地、青い海…どこを切り取っても画になる風景に出会えます。特におすすめは、道の途中にある「老厦門」の看板建築。重厚なアーチや色あせたレンガ壁は、アンティークな雰囲気が溢れています。

朝の光や夕方の柔らかな日差しが差し込む時間帯は、建物の影と光が美しいコントラストを作り出し、プロ顔負けの1枚が撮れるはず。フォトジェニックなベンチや、海とコロンス島を背景に撮れる遊歩道も人気。ウェディング前撮りのカップルを見かけることも多いので、「ここがインスタ映えするスポットかも?」と注目してみてください。

また、地元アーティストによる壁画やアートが点在しているのも鷺江道の魅力。カラフルなイラストやグラフィティ、レトロな看板アートを探して、隠れた名所を発見するのも楽しいですよ。写真を撮りながら歩くことで、思いもよらぬ素敵な風景に出会えること間違いなしです。

3. 見どころ

コロンス島を望む絶景スポット

鷺江道を代表する景色といえば、やはりコロンス島(鼓浪嶼)を眺める海辺の絶景。遊歩道沿いに座れるベンチや展望スポットがあり、海を渡るフェリーの姿や島の建物が絵画のように広がります。朝焼けに包まれる時間帯は、海と島全体が黄金色に輝いて、息をのむ美しさ。旅の一枚にぜひ収めてみてください。

昼間は観光客と地元の人で賑わい、カモメやシラサギが海岸ごしに遊ぶ可愛らしい光景も。カフェのテラス席からコロンス島や海をゆっくり眺めるのも贅沢な過ごし方。天気がよければ、海辺の散策路をのんびり歩いて、潮風とともにリフレッシュしましょう。

夕暮れにはまた違った表情を見せる鷺江道。太陽がゆっくりとコロンス島の向こうに沈む時間は、静かでロマンチックな雰囲気に包まれます。デートや家族旅行での記念写真にもぴったりなスポットです。

近代建築と伝統建築のコントラスト

鷺江道のもう一つの見どころは、異国情緒あふれる建築群の数々。19世紀末からの貿易全盛期に建てられた西洋風の洋館、赤レンガのビル、カラフルなタイルが美しいコロニアル様式の家などが今も大切に残されています。それに加えて、福建省伝統の装飾や中華風の屋根が調和し、独自の景観を生み出しています。

狭い路地裏には、実際に人が住んでいる古民家も多く、窓辺に飾られた花やカラフルな洗濯物が生活感あふれる味わいを演出。ガイドマップがなくても、気軽に散歩しながら「ここは昔どんな人が住んでいたのだろう?」と想像を膨らませてみてください。

夜になると、各建物が優しい照明でライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。建築好きの方、おしゃれで趣のある写真を撮りたい方におすすめのエリアです。

鷺江道沿いの歴史的なカフェやブティック

鷺江道は、長い歴史の中で生まれたカフェやブティックの宝庫でもあります。100年以上続く老舗のカフェでは、洗練されたコーヒーや本場の福建茶を気軽に味わうことができます。歴史建築を活かした内装は、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気。観光の合間にちょっと一息つくのにぴったりです。

ブティックも要チェック。地元アーティストによる手作りアクセサリーや、オリジナルのアートグッズ、ユニークなTシャツまで個性的なアイテムが並びます。観光地らしさとアートの融合が魅力で、旅の思い出にぴったりなお土産が見つかること間違いなし。

「どこに入ろうかな?」と迷ったら、外観が印象的な店や地元の人が集まる店を選ぶのが正解。お店の人とのちょっとした会話や、窓から見える海の景色も旅の思い出になりますよ。

4. 文化とイベントを楽しもう

地元のアートギャラリー巡り

鷺江道は芸術の街としての側面も持っています。通り沿いには小さなアートギャラリーが点在していて、地元の若手アーティストから有名作家までさまざまな作品が展示されています。ギャラリーごとにテーマが異なり、油絵や水墨画、写真展から現代アートまで幅広く楽しめます。

特におすすめなのが、「鹭江美術館」と「鼓浪嶼アートカフェ」。前者は厦門の伝統を受け継ぐ作品が多く、地元アーティストによるライブペイントイベントも開かれています。後者はカフェ併設で、コーヒーを飲みながらゆっくりアート鑑賞できるのが魅力です。

ギャラリー巡りの面白さは、アーティスト本人と直接話せる機会も多いこと。「この絵にはどんな意味があるの?」「厦門の暮らしはどう?」なんて気軽に聞いてみると、旅の思い出がさらに深まります。

季節ごとのお祭りやマルシェ

鷺江道では一年を通じて様々なお祭りやイベントが開催されています。春には「厦門国際マラソンへの応援フェスタ」、夏には「ビーチカーニバル」、秋には「ミッドオータムフェスティバル」などシーズンごとの賑やかなお祭りが目白押し。チャイナドレスや伝統衣装を着た人々が集まり、地元色たっぷりのにぎやかな雰囲気を体験できます。

特に人気なのが週末のマルシェイベント。地元農家の新鮮な野菜や果物、手作りクラフト、アクセサリーショップが軒を連ねます。珍しい中国茶や、福建省名産のお菓子などその場で味わうもよし、お土産を探すのも大いに楽しめます。

イベントが開催される日は、屋台での食べ歩きや、音楽ライブ、屋外アートパフォーマンスなど全身で鷺江道のエネルギーを感じることができます。訪れる日のイベント情報は事前にチェックしておくと、より充実した時間になるでしょう。

音楽パフォーマンスやストリートアート

鷺江道は音楽好きにもたまらないスポット。週末やイベント時には、若手バンドによるライブ演奏や伝統楽器の生演奏があちらこちらで行われています。ギターやバイオリンの音色が街に響き渡り、歩くだけでワクワクする空気に包まれます。

また、道ばたで見かけるストリートアートやパフォーマンスも見逃せません。中国の伝統的な踊りや、ユーモアたっぷりの大道芸、サンドアートパフォーマンスなどジャンルも多彩。観光客も一緒に踊ったり、拍手や拍手と交流するシーンも珍しくありません。

夜になると、カフェやバーで行われるアコースティックライブや即興セッションで地元の音楽カルチャーとふれあえることも。音楽、アート、パフォーマンスが日常と溶け合った街の雰囲気が、鷺江道を特別な場所にしています。

5. 旅のヒントとおすすめモデルコース

半日コースのおすすめ

短時間でもしっかり鷺江道の魅力を体験したい方には、以下の半日コースがおすすめです。朝はゆっくりと海沿いを散歩し、コロンス島を望みながら写真撮影。そのまま老舗のカフェで朝食を楽しみ、福建茶でほっと一息。アートギャラリーや路地裏の歴史建築を見ながら、中山路に向かいましょう。

お昼ごろには、鷺江道の地元グルメ店で名物のサーチャーメンやシーフード料理を堪能。お腹が満たされたら、近くのブティックやお土産ショップで思い出の品を探すのが楽しいですよ。午後には、フェリーターミナルからコロンス島に足をのばし、島の雰囲気を味わうのも十分可能です。

また、半日コースでも十分にリフレッシュできるのが鷺江道の魅力。効率よく巡りたい方にはおすすめのルートですし、気ままに好きな場所で立ち止まりながら、自分なりの散歩コースを作ってみてもOKです。

ファミリー・カップル向けのモデルプラン

家族連れやカップルには、もっとゆったり滞在するプランがおすすめ。朝は全員で新鮮な海辺の空気をたっぷり吸い込み、遊歩道でスナップ写真。「鷺江道フォトラリー」を家族イベントにして、どこで一番素敵な写真が撮れるか競争しても楽しいですね。

その後は、キッズも楽しめるスイーツカフェや、アイスクリームショップで休憩。歴史的な建物やアートギャラリーを家族で訪れながら、新しい発見を体験。カップルの場合は、海沿いのベンチに座って、鼓浪嶼に沈む夕日を眺めるロマンティックな時間がおすすめです。

夜になったら、家族やカップルで地元の海鮮レストランでディナー。新鮮な魚介類や名物の麺料理でテーブルを囲めば、旅行気分もさらに盛り上がります。現地発のクラフトビールやドリンクもぜひ試してみてください。

お土産選びのコツと人気アイテム

鷺江道でお土産探しをするなら、「現地感」「手軽さ」「持ち帰りやすさ」をポイントに選ぶのがおすすめ。まず外せないのが、福建省名産の「武夷岩茶」。小分けパックも充実しているので、家族や友人へのバラマキ土産にもぴったりです。茶器やかわいいティーカップなどもおしゃれ。

甘いもの好きには、鷺江道限定デザインのマンゴーケーキやパイナップルケーキが人気。パッケージもかわいいので、写真映えもばっちり。地元の手作りアクセサリーやポストカード、アートグッズも個性的なので、自分用にも大切な人へのお土産にもおすすめ。

チャイナテイストあふれる小物(布雑貨やうちわなど)も喜ばれます。ショップのスタッフさんにおすすめアイテムを聞くと、「ここだけの限定品」を案内してくれることもありますので、ぜひ積極的に話しかけてみてください。

6. 近くのおすすめスポットもチェック

厦門大学周辺の観光ポイント

鷺江道から徒歩圏内には、中国国内でも美しいことで有名な厦門大学があります。大学構内は観光地としても大人気で、レトロな赤レンガ校舎や緑豊かなキャンパスが魅力。事前登録やパスポート提示が必要な場合もあるので、入り口で確認しましょう。

キャンパス内を散策すると、湖や橋、たくさんの花壇や樹木に囲まれた癒やしの空間が広がります。学生たちの活気ある雰囲気の中で、地元の大学生活のエネルギーも感じることができます。春や秋はお弁当を持ってピクニックする学生の姿も見られ、ほっこり和やかな気持ちになります。

厦門大学のすぐ近くには、「南普陀寺」もあります。ここは福建省きってのパワースポットであり、静かな祈りの空気が流れる人気の観光地。大学からそのまま歩いてアクセスでき、歴史建築や美しい庭園を一緒に見て回るプランもおすすめです。

南普陀寺へのアクセス

南普陀寺は厦門市内で特に有名な仏教寺院のひとつ。鷺江道からはタクシーやバスで10~15分ほどでアクセス可能です。広い敷地の中に立派な本堂と美しい中国庭園があり、観光客だけでなく地元の方も静かな祈りの時間を過ごしに訪れます。

寺院内では、山や海、緑に囲まれて心がリフレッシュされる感じ。参拝方法やマナーはシンプルで、地元の人たちに習って静かにお祈りすればOK。敷地内にはベジタリアンレストランもあり、精進料理を体験できるのも魅力です。

南普陀寺周辺は四季折々の自然も豊か。春には桜が咲き、秋には紅葉もきれいです。朝早くや夕方を狙って訪れると、混雑も避けられてじっくり見学できます。心を落ち着けたい旅の合間にぴったりのスポットです。

ショッピングやカフェが楽しめるエリア

鷺江道の近くには、おしゃれなカフェや最新グッズがそろうショッピングエリアも充実しています。特に中山路歩行街は、連日多くの観光客でにぎわう人気ショッピングストリート。おしゃれな雑貨店やカジュアルファッション、コスメショップも豊富です。

地元のカフェ文化も熱い厦門では、各カフェごとにオリジナルブレンドやスイーツにもこだわりあり。鷺江道周辺は、欧風カフェから中国伝統茶館、ベーカリーカフェまでバラエティ豊か。外のテラス席でゆっくりコーヒーを飲みながら、行き交う人を眺めるのも旅の醍醐味です。

また、夜はナイトマーケットや路上屋台も現れます。特に金曜や土曜の夜はライトアップされた街並みと共に、各種グルメや小物、ライブ演奏を楽しむ人々でとても賑やか。鷺江道観光の後に、ぶらっと足を伸ばしてみるのもおすすめです。


鷺江道の歴史やグルメ、アートや周辺スポットまで、厦門旅行の魅力がギュッと詰まったエリアをたっぷりご紹介してきました。厦門に来たらぜひ鷺江道を中心に、一日中歩き回ってみてください。きっとあなた好みの、お気に入りの場所や素敵な思い出ができるはずです。

旅は出会いと発見がいっぱい。厦門・鷺江道の街歩きで、普段とちょっと違う自分と出会い、心温まる時間が過ごせますように。次回の旅行プランに、ぜひ鷺江道を加えてみてくださいね!

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