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   安福路 (安福路)

上海旅行と言えば、外灘や豫園、新天地などがまず思い浮かびますが、実はちょっとディープな「街歩き」が好きな方にはぜひ訪れてほしいスポットがまだまだあります。上海の中でも“今”注目のエリアとして多くの若者やローカルたちに愛されるのが「安福路(アンフールー)」です。カフェや雑貨屋が軒を連ね、昔ながらの建築と最新トレンドが絶妙にミックスされたこのストリート。そんな安福路を、のんびり歩いてじっくり楽しめる、とっておきの旅ガイドをお届けします!

目次

1. 安福路ってどんなところ?

1.1 上海の中の安福路の立ち位置

安福路は、上海中心部の徐汇区に位置し、賑やかな衡山路から一歩入ったところにあります。全長1キロほどの細めの通りですが、両脇にはプラタナスの並木道がずっと続いていて、どこかヨーロッパの街角を思わせる雰囲気です。大通りと違って車通りもそこまで多くなく、ゆっくりと歩きながら街並みを堪能できます。

多くの海外メディアやローカル誌でも、“隠れたおしゃれスポット”として紹介されることが多いこの通り。近くには多くの有名大学や文化施設も立地しているため、学生やインテリ層、さらにはアートを愛する若者たちが集まるエリアでもあります。そのためカフェやベーカリー、おしゃれな雑貨店、個性的なファッションショップなどが多く、常に“今”を感じられるトレンドの発信地になっています。

安福路は、その独特の感性と異国情緒漂う景観で、一味違った上海の魅力を感じられる場所。観光スポットというよりは“生活に溶け込んだ街”というイメージが強いので、上海をじっくり味わいたい方にぴったりのエリアと言えるでしょう。

1.2 歴史的な背景と独自の雰囲気

安福路は、かつてフランス租界に属していたエリアで、通り沿いには古い洋館スタイルの建物や石庫門と呼ばれる上海特有の住宅様式が多く残っています。これらの建物は、今ではカフェやギャラリー、雑貨ショップにリノベーションされており、そこにしかない独特のレトロ感を楽しめます。春先や秋の午後、窓越しに外を眺めながらのんびりと過ごすと異国の空気を感じ取れるはずです。

また、安福路界隈は長年にわたり、上海の文芸や芸術の中心地でもありました。有名な劇場「上海話劇芸術中心」があるので、舞台演劇や音楽イベントがよく行われ、クリエイティブな雰囲気が今も脈々と受け継がれています。歴史とアート、そして現代の上海が混ざり合う時間をゆっくり味わえます。

休日には、家族連れやペットと一緒に散歩するローカルの人たちの姿も多く見かけます。人々の暮らしが感じられつつも、街に流れる独自のリズムや文化が、観光地化しすぎていない静かな安福路らしさを作り上げています。日常と非日常が気持ちよく交錯するこの場所は、また訪れたくなる不思議な魅力に満ちています。

1.3 地元の人に愛される理由

安福路がローカルに愛される一番の理由は、その“ほどよい距離感”にあります。大都会・上海の中心にありながらも、どこか落ち着いた空気が流れており、忙しい日常の合間の“ホッと一息つける場所”なのです。ランチタイムや夕方には地元の若者たちがカフェに集い、まったり過ごす光景があちこちで見られます。

また、安福路には長年続く老舗ベーカリーやローカルな八百屋さん、手作り雑貨の小さなショップまで点在しており、住民にとって馴染み深い存在です。観光客向けというよりは、地元の人たちの暮らしの延長線上にあるという印象。だからこそ、「本当に上海で暮らす人が利用するお店」に出会えるのも面白いポイントです。

さらに、安福路は街全体に「おもてなし精神」が感じられます。お店のスタッフもフレンドリーで、初めての訪問でも緊張せずに楽しめるのが魅力。気さくにおしゃべりを交わしながら、地元ならではの最新情報や穴場スポットを教えてもらうこともできます。観光名所巡りにちょっと疲れたら、ぜひ安福路で“上海人の日常”を体験してみてください。

2. アクセス方法とおすすめの歩き方

2.1 上海市内からのアクセス方法

安福路は上海の中心地にあり、アクセスがとても便利です。地下鉄を利用すれば、「衡山路駅」(1号線)か「常熟路駅」(1号線、7号線)が最寄りです。どちらの駅からも徒歩10分ほどで安福路に到着します。タクシーなら、外灘や南京東路など主要観光地から20分~30分程度で到着。市内バス路線も多く、徐家匯や静安寺エリアからバス一本というのも便利な点です。

朝の時間帯は通勤客が多いですが、10時以降であれば通りもほどよい人通りとなり、のんびりスタートできます。複数人で回る場合は、電車・タクシーの利用が便利ですが、バスを利用すれば街並みをゆっくり眺めながら移動できるメリットも。市内観光の途中で「ちょっと寄り道」もしやすいスポットです。

もし複数の安福路周辺エリア(衡山路や静安寺など)も回りたいなら、シェアサイクルを利用するのもおすすめです。近年はモバイクやハローバイクなどのレンタル自転車サービスが普及しており、気軽に利用できます。自転車なら小回りが利くので、通りの小道や裏路地巡りもより自由に楽しめます。

2.2 散策のベストタイミングと時間配分

安福路を存分に楽しみたいなら、午前中から午後の半日プランが理想的です。カフェやショップの多くは10時~11時頃から営業を始めますので、オープン時間に合わせてのんびり出発するとゆっくり巡れます。朝食やブランチを通り沿いのベーカリーカフェで済ませてから、ギャラリーや雑貨店へ足を伸ばすのが定番コース。

ランチタイムの後も、午後は通り全体が柔らかな日差しに包まれ、更に落ち着いた雰囲気になります。アートスペースや季節限定のポップアップショップをじっくりチェックしたり、気になるお店でお茶やスイーツを味わったり――途中で一息つける場所が多いのも安福路の魅力です。カメラ片手に写真撮影もしやすいので、“街歩き+撮影”という楽しみ方もおすすめです。

夕方以降はカフェがバーに変わったり、通りのライティングが美しくなる時間帯です。静かな夜の安福路も大人っぽい雰囲気で人気があります。また季節ごとにイベントやストリートパフォーマンスが開催されることも。スケジュールに余裕がある場合は、昼と夜それぞれの表情をぜひ体験してみてください。

2.3 必携アイテムと便利なポイント

安福路は散策するのに最適なエリアなので、歩きやすい靴がおすすめです。石畳やレンガ造りの歩道も多いので、女性の方はヒールよりもスニーカーやフラットシューズがベターです。途中でカフェやギャラリーを何軒も巡る場合は、履き慣れた靴を選びましょう。

撮影好きな方にとっても、安福路は“インスタ映えする街並み”の宝庫です。スマホでももちろんOKですが、カメラを持っている方はぜひ持参を。建築やカフェ、アートスペースごとに違った雰囲気を楽しめるので、写真好きにはたまらないエリアです。充電器も念のため持っておくと安心です。

また、上海は季節によって天候が変わりやすいので、折りたたみ傘やサングラス、軽いストールなどがあると便利です。カフェやレストランの多くはフリーWi-Fiを提供しているので、必要に応じてパスワードを店員さんに聞くのがおすすめ。地図アプリや翻訳アプリも事前にダウンロードしておけば、街歩きが更に快適になります。

3. 見どころ

3.1 オシャレなカフェ&ベーカリー巡り

安福路と言えば、何と言ってもカフェとベーカリーの激戦区!通り沿いには海外ブランド系から個性派ローカルカフェまで多種多様なお店が並んでいます。例えば、「COMMUNE RESERVE」は緑の多いテラス席でゆっくり過ごせる雰囲気抜群のカフェ。豆のこだわりや手作りケーキが人気で、朝から地元の常連さんで賑わっています。

もう一つ欠かせないのがミシュラン掲載のベーカリー。代表格の「Luneurs」はクロワッサンやサンドウィッチが大評判で、観光客だけでなく地元のパン好きも通いつめるお店です。お昼前に行けば焼きたてパンとコーヒーの香りに包まれて至福のブレイクタイムが過ごせます。週末限定の特別メニューや季節のデザートも要チェック。

カフェの雰囲気は店ごとに違い、それぞれがアートやデザイン性を大切にしています。壁には地元アーティストの展示や、おしゃれなインテリア、気さくなバリスタや店員さんとの会話も旅の思い出になります。特別に興味がなくても、ふらりと入った小さなカフェで思わぬ出会いや発見があるのが安福路の面白さです。

3.2 文化薫るギャラリー・アートスペース

安福路を歩いていると、“えっ、ここもギャラリー?”というようなショップやレストラン併設のミニアートスペースに巡り会うことがよくあります。その代表が「上海話劇芸術中心」や「M50 Creative Park」などの文化施設。舞台やアートイベントが定期的に開催されているので、旅行のタイミングが合えばぜひ覗いてみてください。

通り沿いや小道に現れる“隠れギャラリー”も素敵です。地元アーティストによる展示や、現代美術・写真展など、規模は小さいながらも個性的なイベントが多いのが特徴。展示内容は頻繁に入れ替わるので、「今日は何が開催されてるかな?」とチェックするのも楽しみのひとつです。アート好きやクリエイティブな刺激を受けたい人には特におすすめです。

安福路のアートスペースは、普通のギャラリーとは一味違い、気軽さや親しみやすさも魅力。入場無料の場所も多いので、ふらっと覗いてみるだけでもOK。しかもカフェ併設の場合が多いので、アート鑑賞しながらコーヒーで一息なんて贅沢な時間も味わえます。街全体が“オープンギャラリー”のような感覚で楽しめます。

3.3 ネオクラシックな建築やレトロスポット

安福路最大の特徴のひとつが、歴史的建築とレトロな風景がたくさん残っていること。フランス租界時代に建てられた赤レンガ造りの洋館やアーチ窓、アイアンバルコニーなど、ヨーロッパの街中のような風景が広がります。近代と伝統が程よくミックスされた建物は写真の被写体にもぴったりです。

代表的なレトロスポットといえば、今はカフェやブティックに改装されている元商館や集合住宅。中庭付きの小さな洋風アパートから、煙突のあるクラシックな一軒家まで、まるで映画のセットみたいな雰囲気です。じつはこれらの建物は、現在でも実際にローカルが居住していたり、オフィスやギャラリーとして活用されているんです。

また、古くから残る「プラタナス並木」や、石畳の路地裏も安福路ならではの見どころ。季節ごとに色づく木々や、デート中のカップル、犬と散歩する老夫婦など、日常の一コマがとても絵になります。歴史と現代の暮らしが自然に溶け合うこの通りの美しさをぜひ歩いて体感してください。

3.4 季節ごとのイベント・ストリートパフォーマンス

安福路では年間を通じてさまざまなイベントやストリートパフォーマンスが開催されます。春や秋には、アートフェアや手作り市、地元学生による音楽ライブなどで通りが賑わいます。通り全体が“お祭り気分”になるので、その時期に合わせて旅するのも楽しいですよ。

特に人気なのが、クリスマスマーケットやハロウィンイベント、ベーカリー主催のパン祭りなど。季節ごとに装飾もガラリと変わり、フォトスポットが増えるため写真好きの旅行者にも大好評です。インスタグラムでも毎年話題になるおしゃれなディスプレイやアート作品も多数。

また、週末や祝日には路上パフォーマーが音楽やパントマイム、雑技を披露する光景も。小さな椅子が並べられ、カフェのテラス席に座りながら観覧できることも多いです。「観光地」ではないけれど、そんな地元密着型のパフォーマンスに出会えるのも安福路ならではの魅力です。

4. グルメ&ショッピングスポット

4.1 インスタ映えカフェ・スイーツ

安福路には、まるでパリやニューヨークを思わせるデザインカフェがたくさん!店ごとに雰囲気も内装もコンセプトも異なっていて、どこで撮っても絵になります。有名な「% Arabica」や、「Seesaw Coffee」など、フォトジェニックなカフェが並んでいて、コーヒー片手におしゃれな写真が撮れること間違いなし。

スイーツもバラエティ豊富で、ミルフィーユやフレンチトースト、手作りの焼き菓子やシュークリームなど、スイーツ好きにはたまらないお店がちらほら。上海で大人気の「Lady M」や、「Le Dessert」など、行列覚悟のデザートショップも話題。見た目が美しいだけでなく味も本格的なので、カフェ巡り好きならぜひ複数軒ハシゴしてみたいですね。

また、アイスクリームやフルーツタルト、季節限定のケーキもそれぞれの店で工夫が凝らされています。時期によっては桜や桃を使った限定スイーツなども登場。インパクト抜群のビジュアルと美しい食器も映えるので、“食べるアート”感覚で楽しめます。自分用はもちろん、お土産にもおすすめです。

4.2 個性的な雑貨ショップ

安福路を歩いていると、思わず足を止めてしまう可愛らしい雑貨ショップがいっぱい。アート系のアクセサリーやキャンドル、小物、ステーショナリー、上海らしいデザインのトートバッグやマグカップなど、個性的なアイテムが揃っています。日本では手に入らない一点もののアイテム探しも楽しいですよ。

週末限定でオープンするハンドメイドマーケットも人気。地元クリエイターによるオリジナル雑貨やアパレル、アンティークな食器など、“見るだけ”でもワクワクが止まりません。お店のスタッフさんも作家さん自身のことが多く、それぞれの作品や街について話を聞けることも。この小さな交流が旅の特別な思い出になります。

また、エコやサステナビリティを意識した雑貨屋さんも近年増えています。竹製のカトラリーや、オーガニック素材のアロマキャンドル、環境に配慮した雑貨など、おしゃれと地球に優しいが両立した品揃えです。旅の途中に寄ってみると、素敵な発見があるかもしれません。

4.3 伝統と新しさが融合したレストラン

安福路の飲食店は、最新トレンドを取り入れつつも、どこか懐かしさや伝統を感じさせるユニークなお店が多いです。中国の家庭料理をモダンにアレンジしたレストランや、伝統的な点心(ディムサム)をおしゃれな盛り付けで提供するお店など、味だけでなく見た目や空間にもこだわりが詰まっています。

おすすめレストランとしては、「Lost Heaven」や「Sichuan Citizen」など、旅人にも評価の高い名店が揃っています。ここでは、雰囲気の良い店内で個性的な中華やエスニック料理が楽しめます。夜はライトアップされたテラスで優雅なディナーも可能なので、デートや記念日にもぴったりです。

また、ヘルシー志向の方に人気なのがベジタリアンレストランやビーガンカフェ。豆腐や野菜を使ったヘルシーメニューが多く、見た目にもカラフルでインスタ映え抜群です。伝統と革新、ローカルとグローバル――そんな安福路グルメの“今”をぜひ自分の舌で体験してください。

5. 現地で体験したいこと

5.1 ローカル市場や朝市の楽しみ

朝の安福路周辺をぶらりと歩いていると、昔ながらのローカル市場や朝市の風景に出会えます。旬の野菜や果物、花、お惣菜、手作りお菓子などが並んでいて、上海の日常を肌で感じられる素敵なスポット。地元のお母さんと売り手さんのやり取りや、色とりどりの市場の風景は、普通の観光地にはない魅力です。

市場での買い物は「見る」「食べる」「参加する」楽しさが三拍子揃っています。少し勇気を出して果物や点心を買ってみたり、屋台で朝ご飯にチャレンジしてみたり。簡単な中国語や身振り手振りでも十分コミュニケーション可能なので、旅の冒険気分が味わえます。

旅慣れた人にも人気なのが「お惣菜屋さん巡り」。包子(肉まん)や、焼き餃子、小さな中華惣菜は手軽に食べ歩きもできるので、朝食やランチ代わりにぴったり。ホテルの朝食に飽きた時や、地元の生活風景に触れてみたい方におすすめです。

5.2 写真スポット巡りと隠れ名所探し

安福路とその周辺には、歩くだけで写真を撮りたくなるスポットが点在しています。石畳の道とプラタナス並木、レトロな洋館やアーチ窓、そしておしゃれなカフェのテラス席など、どこを切り取ってもまるで映画のワンシーン。また、朝・昼・夕方と時間帯によって表情が全く違うので、違いを楽しみながら撮影するのも醍醐味です。

カラフルな壁画やストリートアート、レンガ造りの歩道橋や小さな噴水広場など、「こんな場所に?」というような隠れたスポットを探すのも面白いです。フォトスポット情報を事前に調べてから行くのも良いですが、自分だけの“マイベストスポット”を見つけるワクワク感も忘れられません。

人混みを避けたい場合は、朝の早い時間帯や夕方~夜にかけてのんびり歩くのがおすすめです。ライトアップされた安福路は昼とはまた違う幻想的な雰囲気で、カップルや仲間同士での記念撮影にもぴったり。旅の思い出やSNS用のとっておきの一枚を狙ってみてください。

5.3 夜の安福路の散策とライトアップ

日が暮れると、安福路は昼間とはがらりと違う顔を見せます。並木道にライトが灯り、カフェやベーカリーもバーやレストランに早変わり。通り沿いの建築物がライトアップされて通り全体がほんのり明るく輝き、大人っぽいムードが漂います。

夜の安福路は、カップルや友人同士でのんびり散歩を楽しむのに最適。静かな時間帯なので、昼間の賑やかさとは一変し、“上海の夜の心地よい空気”を存分に味わえます。中には23時~24時まで営業するカフェもあるので、夜カフェやお酒を楽しみに行く地元の若者たちも多いです。

時期によっては、アート系のライトイベントやイルミネーション、ジャズライブなども開催されます。日中の喧噪から離れて、ほっと一息つきたい夜。ぜひ安福路の静かで美しい夜景と街のぬくもりを心ゆくまで満喫してください。

6. 周辺エリアとプラスαの楽しみ方

6.1 衡山路とのコラボ散策プラン

安福路をゆっくり巡った後は、お隣衡山路(コウザンルー)にも足を伸ばすのがオススメです。安福路から南東に向かって歩けば10分ほどで到着でき、こちらもプラタナス並木や歴史的な洋館が残り、上海きってのオシャレカフェやレストランが軒を連ねる通りとして有名です。

衡山路はバーやライブハウスが多く、昼夜問わず賑わっている雰囲気。昼の安福路でのんびりとカフェ巡りを楽しんだ後は、夜の衡山路で美味しいカクテルやジャズのライブに酔いしれる――そんな“大人の上海散歩”も素敵です。季節によっては、通り沿いで野外パフォーマンスやフードイベントも頻繁に開催されています。

また、安福路⇔衡山路の間には面白い裏路地や小さなギャラリー、アパレル店なども多く点在しています。時間があれば脇道に入り込み、思いがけない発見を楽しんでみるのもおすすめです。2つのエリアを組み合わせて、1日中飽きずに遊べるプランを考えてみてください。

6.2 上海の流行発信地・静安寺エリアとの組み合わせ

安福路から少し北東に行けば、上海きっての流行発信地として有名な「静安寺エリア」にもアクセス可能です。地下鉄やシェアサイクルなら15分ほどで到着できる距離なので、“午前は安福路、午後は静安寺周辺でショッピングやグルメ!”なんてコースも人気。

静安寺エリアは大型デパートやセレクトショップ、高級ブランド店が集まり、トレンドに敏感な上海人や観光客でいつも賑わっています。寺院そのものの荘厳さと、近代的なショッピングセンターが隣り合っている様子も近代都市上海ならでは。カフェやバー巡り、ファッションウインドウショッピングと、多彩な楽しみがあります。

安福路の“ローカル&レトロ”な雰囲気と、静安寺周辺の“アーバン&トレンディ”両方を楽しめる贅沢コース。旅行日程に余裕があればぜひ組み合わせて、上海の二面性を感じてみてください。

6.3 日帰りで楽しめる近場のおすすめスポット

安福路の散策を終えたあとには、日帰りで楽しめる周辺スポットもいろいろあります。たとえば「田子坊(ティエンズファン)」。おしゃれな路地裏アートエリアとして世界中から注目を集めており、安福路からタクシーで7~8分、バスでもアクセス可能です。石畳の路地やギャラリー、クリエイティブな雑貨店がずらり!

また、「嘉善路」や「复興中路」といった歴史香るストリートも近く、オールド上海の面影や庶民的な上海料理店がたくさんあります。カフェやアンティークショップも多いので、ぶらぶら歩くだけで1日があっという間に過ぎてしまいそう。

「中山公園」や「世紀公園」などでのんびりピクニックもおすすめ。上海中心部にいながら、大きな都市公園で自然を満喫する休日もいいものです。安福路滞在と合わせて、日帰りで気軽に楽しめる周辺エリアも思いきり活用してみましょう。

終わりに

上海・安福路の魅力は、どこか懐かしくて新しい、ゆるやかな時間の流れとトレンディな活気、そしてローカルの温かい空気感です。ガイドブックだけではなかなか知ることのできない素顔の上海がここにはあり、訪れるたびに新しい発見とときめきに出会えるはず。グルメもショッピングもアートも、そして何より“上海に暮らす人の日常”を体感できるこの街角で、あなただけの素敵な時間をぜひ過ごしてみてください。

観光地巡りとはひと味ちがう、リアルな“上海の今”が味わえる安福路。これからの旅行計画の一つに、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか?旅好きのあなたに、きっと忘れられないとっておきの思い出をプレゼントしてくれるはずです。

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